インスタグラマー・slow.life.worksのゆう子さんは、山あいの三角屋根の小さな家で家族4人、保護猫2匹と暮らしています。
のんびりした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿していますが、工夫いっぱいのおうち時間の過ごし方が特に大人気。
季節ごとの“おうちイベント”に登場するゆう子さんの息子そうたくんと、娘ほのかちゃんはいつも笑顔いっぱい!
家族が笑顔いっぱいで喜んでくれる、子どもの記憶に残る行事の楽しみ方、アイデアをゆう子さんに紹介してもらいます。
お正月、節分、ひな祭り……など、毎月1回の全12回の連載です。
第5回目は5月の楽しみ方です。ぜひ過ごし方のヒントにしてみてください。
手まり寿司とかぶとの春巻きでお祝い
5月5日は子どもの日。ゆう子さん家の「子どもの日」はにぎやかです。
「かぶとは実際にかぶることができるので、息子はかぶってはしゃいでいます。でも、成長するたびにかぶとが小さくなってきて。そろそろかぶれなくなってきたかな(笑)」
子どもの日のごはんは、鯉のぼりの手まり寿司とかぶとの春巻きでお祝いします。
「鯉のぼりの手まり寿司は簡単なので、子どもたちは工作感覚で作ります。まぐろのサーモンのお刺身、薄焼き卵をキッチンばさみで鯉のぼりの形に切って、丸く握ったすし飯に乗せるだけです」
錦糸卵やチーズがあれば、手まり風に飾ったり、鯉のウロコにしたり、さらに雰囲気が出て、楽しいですね。
「かぶとの春巻きも簡単ですよ。春巻きの皮に好きな具材を入れて、折り紙のかぶとを折る要領で折ります。そして、油で揚げれば出来上がりです」
具材はマッシュポテトでも、チーズ+ハムでも、なんでもOK!
田植え&水遊びが楽しみ!
5月は田植えのシーズン。お祖父ちゃんが田植え機で苗を植えますが、田んぼのはしっこやすみっこは人の手で植えます。子どもたちはもちろん手伝います。小さい頃から田植えを手伝っているので、要領よく苗を植えていきます。
「田植えを手伝った後は泥だらけなので、田んぼのそばの川で川遊びをします。田んぼのみぞでサンダルを流して遊んだりも(笑)。田植えとセットで水遊びを楽しんでいます」
ゆう子さん家の田んぼは、お米を作った次の年はひまわりを植え、8月には一面ひまわり畑になります。いくつもある田んぼにはお米とひまわりを交互に植え、毎年ひまわりが観賞できるようにしています。
「ひまわり畑は町のシンボルでもあるんです。町民が協力して観光客や地元の方に喜んでもらえるよう工夫しているんです」
子どもたちは自分たちが植えたお米はもちろん、8月のひまわり畑も楽しみにしています。
母の日のごはんは子どもたちで
5月の第2日曜日は母の日ですが、子どもたちがゆう子さんのために特別メニューを考えて、子どもたちだけで作ります。
「『母ちゃん、何を作ったら喜ぶかな?』と子どもたちが考えて作ってくれます。お風呂で父ちゃんと『何作ろう?』とか相談しているみたいです。この日ばかりは、私は待っているだけでいいことになっています。1年に1回でも、こんなにうれしいことはないですね」
年々料理の腕を上げているそうたくんだが、この年はカルボナーラ&ペペロンチーノになりました。サラダもきれいに盛り付けて、ガーリックトースト、サーモンマリネまであります。
「インターネットで調べたりして、作っていますね。私はそんなに料理は得意でないので(笑)、息子がどうしてそんなに料理に興味を持ってくれたかわかりませんが、毎年、料理がグレードアップしていくので、驚いています」
料理が得意でないと言うゆう子さんですが、毎日の家族の食事を大切にし、日々ていねいに暮らしているゆう子さん。母の日のプレゼントは、「お母さん、いつもありがとう」と書かれた似顔絵。子どもたちにはお母さんの愛情が十分に伝わっているのでしょう。
slow.life.works・敏森裕子(としもり ゆうこ)
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。
夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。
インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約11万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。
◎インスタグラム slow.life.works
写真:敏森裕子
時政 美由紀
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
1965年兵庫県生まれ。立命館大学産業社会学部卒業後、出版社勤務を経て、2010年、編集・出版企画 ㈱マッチボックスを設立。出版社時代から現在に至るまで企画・編集した書籍・ムックは300冊以上。女性のライフスタイル全般、料理、子育てなどの実用書を中心に活動。2018~2021年、茨城新聞「論壇」にて連載。自著に『50歳から結婚してみませんか?』(朝日新聞出版)。
敏森 裕子
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works
1981年生まれ。兵庫県在住。夫、息子、娘+保護猫2匹と暮らす。 夫の実家の隣に、三角屋根の小さいお家を建て、古民家カフェ風のインテリアづくりを楽しんでいる。 インテリア、雑貨はもちろん、おうちごはんやほのぼのとした田舎暮らしの様子をInstagramに投稿し、人気を呼びフォロワー数は約19万人。手づくりの家具、雑貨は義父が製作し、カフェやイベントなどで販売している。著書に『ゆうこさんちの手づくり暮らし 三角屋根の小さなおうちでのんびり過ごす家族時間』(オーバーラップ)がある。 ◎インスタグラム slow.life.works