【初詣】何日までに行く? 本来の意味や正しいマナーを和文化研究家が解説

【年末年始】親子で話したい日本の行事 ~初詣編~ (2/3) 1ページ目に戻る

和文化研究家:三浦 康子

初詣をする本来の意味

写真:edocko/イメージマート
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氏神様(住んでいる地域の神様)や菩提寺(ご先祖様のお墓のあるお寺)に詣でて、新年の挨拶をする習わしで、「おかげさまで、昨年もたくさんの収穫物がありました」「病気をせず一年過ごせました」など、神様や仏様に感謝を伝える意味がありました。

また「今年も頑張りますので見守ってください」という決意表明の場でもあったわけです。

あちこちの社寺に行って、お願いごとをするのは、本来の意味とは異なります。有名な神社仏閣に足を運ぶ前に、氏神様のいる神社に向かい、感謝の気持ちを一番に伝えると良いでしょう。

「初詣」はいつまでに?

初詣は「元日詣」や元日の「恵方詣り」に由来するので、三が日(1月1日~3日)に行くのが良いとされています。

三が日を過ぎたら、「松の内」を目安にします。「松の内」とは、1月1日から1月7日までの期間をいいます。地域によっては1月15日までのところもあります。

初詣の期限は決まっているわけではありませんが、松の内が過ぎたら小正月(1月15日)、小正月が過ぎたら節分(2月3日ごろ)を目安にすると良いでしょう。

また、社寺によっては「初詣」の期間中だけ授与される破魔矢や絵馬、お札などがあります。計らいをしてくださるのがいつまでか、確認しておくと良いと思います。

「初詣」の参拝時期

お正月とひとことでいっても、時期によってさまざまな呼び方があります。

大晦日(12月31日)~元旦(1月1日)…年をまたいで参拝するので二年詣りという
元旦、元日(1月1日)
三が日(1月1日~3日)
松の内(1月1日~7日。15日までの地域もある)
節分
(2月3日)…旧暦では、立春を迎えると年が明ける

大晦日から元旦にかけてお詣りしてもよい?

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