「子どもが手を離れたあとの人生、どう考えてる?」 ママたちのリアルな声を紹介

ママたちが子育て後の人生をポジティブにするために努力していること・考えかた

写真:アフロ
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今回のコクリコラボのテーマは、「子どもの手が離れたあとのママの人生」です。

ママたちは、子どもが手を離れたあとの人生をどのように考え、準備しているのかについて調査しました。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年6月13日~2023年6月26日インターネット上で実施。有効回答数は165件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

約8割のママが、子どもが手を離れたあとの自分の人生をポジティブにイメージしている

コクリコラボアンケート

育児が落ち着いて、子どもが手を離れたあとの自分自身の人生について考えることが「ある(61.0%)」「たまにある(29.3%)」と回答したママは90.3%。

9割をこえるママが、子どもが手を離れたあとの自分の人生に思いを馳せることがあるのですね。

コクリコラボアンケート

つづいて、「ある」と回答したママたちに「ポジティブな人生をイメージできていますか?」と質問。この問いには、86.1%のママが「はい」と答えました。

全体の約8割(77.7%)のママが、子どもが手を離れたあとの自分の人生をポジティブにイメージできているのですね。

「いいえ」と回答したママからは、

・子育てが自分のアイデンティティになりつつあるので、子育てをとったら自分には何も残らないような気がする。生きがいがなくなりそう。

「自分=子育てをするママ」という自己認識になっているというコメントや、

・上の子が小学生、下の子は2歳と、手が離れるのがまだまだ先のことすぎて、現実的ではない。

子どもがまだ小さく、先のことすぎて現実的ではないというもの、

・今現在のことに精いっぱいで余裕がないから。

今の生活が忙しく、考える余裕がない、といった意見が集まりました。

子どもが手を離れたあとの自分の人生のためにしていることは?

ここからは、設問「子どもが手を離れたあとの人生をポジティブにするために意識していることや努力していること、考えかたなどがあれば教えてください」への、ママたちの回答内容をご紹介します。

・子育て中から、子どもだけが楽しいのではなく、必ず自分も巻き込んで自分が楽しいと思えることを一緒にやって、あとから後悔のないようにする。

・子ども抜きで自分が心から楽しいと思えることに対してアンテナを張るようにしています。


多く寄せられたのが、子どもがいなくても楽しめることを見つけておく、アンテナを張っておく、という回答です。

・夫婦の時間を大切にし、お互いの趣味を理解するようにしています。

・子どもを通しての付き合いや、いろいろな方との人間関係を子育て後も繫がっていけるように大切にしている。


パートナーを含めた人間関係を築いておく、という回答も目立ちました。

・健康を維持するための努力(体力作り)などをしないとなぁと思っています(実行できていませんが…)。

・健康でいるために運動不足解消のために動いています。


「健康維持」「体力づくり」関連のコメントも多く集まりました。

筆者自身はこれまであまり意識したことがありませんでしたが、たしかに健康で体力があることが基本だなぁと気づかされました。

・自分がやりたいことをやれるようにスキルアップ。いろんな人との交流を続けること。

・SNSで情報収集したり、在宅ワークなどを通して育児以外の情報やスキルも身につけようとしています。


スキルアップを挙げるママも。内容は語学、資格取得、ITなど人それぞれさまざまでしたが、子育て後の自己実現を視野に入れて努力しているママがたくさんいることがわかりました。

・焦ることもあるけれど、自分にとって一番よいようにものごとが巡ってくるから大丈夫。今育児に力を注いでおくことが、将来後悔しないために一番大切。

・まずは今を楽しんで、夫とお互いの趣味嗜好をリサーチ中です。


筆者がハッとしたのが、「今を楽しむ」「目の前のことに力を注ぐ」というコメントです。子どもと過ごす今の時間と、子育て後の自分の人生のために使う時間。偏らないよう、バランスを意識したいと思います。

子育て後の人生をポジティブにイメージできているママが多い

今回の調査結果から、9割をこえるママが「子どもが手を離れたあとの自分の人生」について考えたことがあり、さらにそのうち約9割のママが、その人生をポジティブにイメージできていることがわかりました。

また、前回、前々回に公開したコクリコラボの調査結果と合わせて考えると、

・子育て以外の好きなことがあるママは、ないママに比べて「子育て後の人生をポジティブにイメージできている」割合が15.2ポイント高い。
・子育て以外の好きなことがないママは、あるママに比べて「子育て後の自分の人生をポジティブにイメージできていない」割合が12.0ポイント高い。


このように、少しの差ではありますが、子育て以外の好きなことが「ある」ママのほうが、子育て後の自分の人生をポジティブにイメージしやすい傾向が見られることもわかりました。

【前回・前々回記事】
8割が「ある」と回答 ママたちが楽しむ「子育て以外の楽しみ・趣味」のリアル
子育て・パートナーとの関係にも影響する「育児以外の楽しみ・趣味」がママたちにもたらす恩恵

子どもと過ごす今の時間を楽しむことを忘れずに、子育て後の人生が充実するよう、少しずつ準備していきたいものですね。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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