ママが激白 猛暑や豪雨のなかでの過酷な通園・通学の実態

8割以上の保護者が苦労した経験ありと回答 その過酷な実態とは

コクリコラボ

写真:アフロ
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近年、記録的な暑さや災害級の大雨が増加しています。気象庁のデータを見ても、最近は強度の強い雨が1980年ごろと比べて約2倍となっており、猛暑日の年間日数は、1910~1939年の30年間と1993~2022年の30年間を比べると、約3.5倍も増加しています。

このように特に夏の気候が厳しくなるなか、学校における熱中症の搬送のニュースなどを耳にするたびに不安になるパパやママも多いのではないでしょうか。

今回のコクリコラボでは「猛暑や雨などによる通園や通学の苦労」と具体的なおすすめ対応策をご紹介します。

コクリコラボアンケート「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年6月13日~2023年6月26日インターネット上で実施。有効回答数は165件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

8割以上の保護者が夏の通園・通学で苦労した経験あり

コクリコラボアンケート

子育て中のパパ・ママに「猛暑や雨などによって通園・通学で苦労したことはありますか?」と聞いたところ、8割以上が「ある」「たまにある」と回答しました。

具体的にどんな点で苦労しているのでしょうか。通園、通学それぞれで猛暑や雨のせいで苦労したエピソードをご紹介します。

◆猛暑の通園送迎

まずは保育園や幼稚園に暑い中送迎するときの経験から。

・九州の南端に住んでいて、日差しのレベルが桁違いに厳しく、子ども乗せ自転車の子どものシートが火傷するくらい熱くなった。

夏の屋外では自転車などの金属は危険な暑さになります。熱中症だけでなくやけどのリスクもあるのですね。

・0歳児の下の子をおんぶして猛暑の炎天下を自転車送迎したこと。おんぶだと子の状態も見えず手直しもできない。0歳児の頭が直射日光にさらされ、親の背中に密着して暑いので、熱中症を常に気にして心身ともに疲れた。

自分の状態を言葉で伝えられない0歳児を連れての送迎の大変さが伝わってきます。

◆猛暑の登下校

親の送迎がない就学後の登校でも暑さエピソードがたくさん寄せられました。

・我が家は、学区内でも一番遠いくらいなので、徒歩で帰ってくるとシャワーを浴びたかのように汗びっしょりです。通学帽子には塩が吹いている状態ですが、日傘の使用をお願いするも、禁止といわれました。

小学生の下校時間は一番暑い時間帯でもあります。

・小学校に入学してすぐの5月ごろ、暑さとランドセルの重さ、自分で歩いて行かないといけない、学校にも慣れない、で辛そうにしていました。

5月でも真夏のような暑さの日があります。特に入学直後の1年生にとってはつらそうです。

・猛暑でも子どもがマスクを外したがらなかったので、帰宅すると顔が真っ赤で脱水が心配でした。

コロナ禍ならではのエピソードです。マスクで熱がこもり、熱中症が心配になります。

◆雨の過酷送迎

今回特に過酷だと感じたのが、雨のなかの園への送迎です。

・大雨の中抱っこしながら傘をさして、お昼寝布団と通園バッグを抱えて、教室まで行ったこと。

特に保育園では大量の荷物と、歩けない月齢の子どもでママは手いっぱいです。そんななか雨が降っているとまったく手が足りません。

・車禁止で、双子のため荷物が2倍かさむ。月曜日や金曜が雨で、シャワー着替えセットやオムツの補充が重なると、持ちきれない荷物量になって大変でした。登園と荷物の運搬を2回に分けたこともあります。園の入り口はベビーカー進入禁止だったため、歩行が安定しない子を1人ずつベビーカーのレインカバーから室内に入れるのも大変でした。泣かれると、精神的にも大変でした。

荷物の多い曜日が雨だと心が折れそうですよね。さらに双子や小さいきょうだいがいるとますます過酷です。

・大雨のときに息子が自転車につけているカバーの扉部分を閉めないと言い出してびしょ濡れ。台風で強風のときにレインコートが舞い上がり顔の前にかぶさり前が見えなくなり事故になりそうだった。

・保育園に車で送迎していたが、強い雨風の日は乗り降りでずぶ濡れになるし傘も飛ぶしで大変でした。


自転車送迎も車送迎も、結局はずぶ濡れに……。昨今の豪雨では視界不良による事故も心配です。

・豪雨のなか登園すると、下の子が「長靴で来たけど、普通の靴がよかった!」と、買ったばかりのキャラクターものの靴に思いを馳せて大暴れ。心のなかで「これは修行。これは修行」と唱えながら乗り切りましたが正直大変でした。

・年長長女の幼稚園までは家から徒歩5分ですが、雨の日は傘が重くてフラフラしたり、2歳の弟も長靴でテンションが上がって水たまりでバシャバシャしたり、通園にいつもの2倍以上の時間がかかります。レインコートが嫌いで着てくれないため、私は巨大なビニール傘で子どもをカバーし、通行人にも気を遣い、送迎だけでクタクタになってしまいます。

どちらもほほえましいエピソードですが、当事者の立場だとつらいですね。

◆雨の登下校

小学校にあがると、多くの子が親の送迎なしで登下校するようになります。
前述したようにママたちが必死にフォローしてきた部分が急になくなるため、濡れずに登下校するのは至難の業です。

・小学生低学年はうまく傘をさせないので、ずぶ濡れになる。

・小学生男子が長靴の着用を嫌がる。なんなら傘も嫌がる。靴下の替えを持っていくことも嫌がる。もちろん防水タイプの普通の形の靴で深い水たまりに入って遊びます。


多くのママから寄せられた「長靴を履かない男子」に苦労したエピソード。こちらのママは「もう僕には構わないで」と言われて以来、黙って見守るスタンスになったそう。

・電車通学なので、台風の日は運行状況を見てルートを検討し、LINEで子どもに状況を確認しながら情報を送った。

台風の日の電車移動は大人でも苦労するもの。子どもはなおさら心配ですよね。

最近の夏の通園・通学は想像以上に過酷

紹介しきれないほど集まった苦労エピソードの中から、厳選してご紹介しました。次回からは、ほかのママが実際にやってよかったという暑さ対策や雨対策をお伝えします。

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コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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