気になる「子どもの近視」 遺伝だから仕方ないの? パパママがやってよかったこと・後悔していること〔専門医の解説付き〕 

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子どもの視力「やればよかった」ママが後悔していること

最後にご紹介するのは、先輩ママに聞いた「子どもの視力に関してやればよかったと後悔していること」です。まだ間に合うこともあるかもしれません! ぜひ参考にしてください。

よく本を読むので、30分おきに遠くを見るなどすればよかったです。

静かにしているからと本を読み続けていることを黙認していたこと。もっと声かけをしたり、外遊びをさせたら良かった。

前述したとおり、近視予防の鍵は、近見作業を減らすこと、2時間の外遊び。親としては子どもが本を読んでくれると嬉しいですが……バランスが重要ですね。

気がついたら視力が低下していたので、早期に対応していれば進行程度が軽かったのかなと後悔しています。

行きつけの小児科や歯科はあっても、気になることがなければなかなか眼科にご縁がないというパパママも多いのでは? 早く気づける環境を整えられるといいですね。座談会ではこんな経験をシェアしてくれたママがいました。

小5の女の子、小3と年長の男の子のママ

小5の娘が3歳児健診を受けたときは、家庭で実践するタイプの視力検査だったんです。通っている小児科もそれで判断している小児科だったので、目が悪いことに気づくのが遅れてしまいました。

健診だけでは十分ではない可能性もあるとのこと。少しでもおかしいなと思ったら眼科に相談しましょう。

座談会では、学校でタブレット使用が増加したことにより近視が増えているのでは? という会話で盛り上がりました。

中2と5歳の男の子、小5の女の子のママ

コロナ禍で、タブレット使用が極端に多くなったと思います。宿題もタブレットが多くなり、周りでも視力低下の話をよく聞くようになりました。我が家は長男が片方だけ視力が突然下がってしまったんです。娘も0.6ぐらいまで下がってしまいましたが、眼科に連れていき、その後視力が回復してきました。宿題のタブレット使用が落ち着いてきたことも要因かなと思います。

文部科学省が2020年から推進しているGIGAスクール構想のもと、全国で1人1台端末がほぼ実現しています。メリットもたくさんありますが、目への負担が増えているのも現実。国や学校は、子どもの近視対策も同時に考えてほしいと思います。

写真:twds/イメージマート
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子どもの近視の予防 まずは外遊びから

今回の調査では多くのパパママが子どもの目の健康のために、ゲームやテレビの時間を減らしたいと考えていることがわかりました。

しかし、目の専門家によると実はゲームやテレビだけでなく、そもそも「近くで見る作業」を減らすことが重要であり、1日2時間の外遊びが効果的だということがわかりました。アンケートでは「わかってはいるけれど難しい」という声もありましたが、まずは近視予防の一歩として外遊びから始めてみてはいかがでしょうか?

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

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