ママ友には聞けない! 住宅購入費用の不安、ローンの実態を赤裸々調査

購入経験者の6割が不安 これから家を買うママへのアドバイスも

コクリコラボ

子どもの誕生を機に住宅の購入を検討するご家庭は多いですが、気になるのが費用面。ただでさえ教育資金などで不安な時期、身近なママ友にお金の話はなかなか聞けませんよね。

コクリコラボでは匿名アンケートの強みを生かし、ママたちに住宅購入費用の実態を調査。リアルなママ会では聞けない赤裸々な意見が集まりましたので、住宅購入を検討しているママは、ぜひ参考にしてください。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年11月4日~11月14日インターネット上で実施。有効回答数は115件

※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

半数以上のママが「自己資金とローン」で住宅を購入

「現在のお住まいは購入されていますか」というアンケートには、約6割のママが「はい」と回答しています。ここからはすでに住宅を購入したママへのアンケート結果をご紹介します。

コクリコラボアンケート

次に購入した物件価格を聞きました。物件価格の内訳はグラフのとおりです。詳細データを見たところ、5000万円以上と回答したママは、都心にお住まいの方が多い印象でした。

コクリコラボアンケート

購入費用については上記グラフのとおり、半数以上が「自己資金と融資(住宅ローン)」と回答しています。

購入費用に不安があったママは6割以上

住宅購入はライフプランのなかで、もっともお金がかかるイベントと言ってよいでしょう。住宅を購入したママは、購入前に費用面での不安はなかったのでしょうか。

コクリコラボアンケート

アンケートでは「とても/やや不安があった」と回答したママが約6割という結果でした。多くのママが不安を感じながら住宅購入に踏み切ったことがわかります。

コクリコラボアンケート

デリケートなお金の話題。住宅購入に関する不安は誰に相談したのでしょうか。「不動産会社・ハウスメーカー」に相談したママがもっとも多く、次に「FP(ファイナンシャルプランナー)」や「銀行」といったお金の専門家に相談したママがほぼ同数という結果でした。

座談会では2ヵ所のFP診断を受けたというママの声が聞けました。

・4社の工務店で話を聞き、うち2社の工務店からFPへの相談を勧められました。2社のFPに診断をしてもらったので「これくらいの金額ならいけるな」というのがわかり、その予算に見合うように計画できたのがよかったです。(小1女の子のママ)

これから家を買うママへのアドバイス

最後にすでに住宅を購入したママから、これから購入するママに向けて「費用面でしておいたほうがいいこと」をアドバイスしてもらいました。

もっとも多かったのは余裕をもったローンの返済プランにするということ。

・ローンを返済するためだけの人生にならないように、購入を考えてください。

・ローンを組むのであれば、一人の収入で長期に返済ができる金額内にすること。

・仕事など状況が変わっても払っていける金額で購入したら良いと思います。

・ローンを組むときは2人名義も選択肢にあったが、何かあったときを考えて夫に頑張ってもらうことにした。結果、転勤があって主婦にならざるを得なかったので、助かった。


座談会では、コロナ禍でローンを組んだときと状況が変わったというママの声もありました。

・FPに長期的なプランを作成してもらったことで、費用面への不安が消えたのですが、実際はプランどおりに進んでいません。コロナの影響で、私のボーナスが減ってしまいました。なかなかイメージどおりにいかないなと思っています。(妊娠9ヵ月、2歳の女の子のママ)

またオプションや外構、新たに購入する家電など、ローンを組むときには見えないお金があるので注意が必要です。

・もし、注文住宅で購入する場合、オプションで掛ける金額はちゃんと予算を決めておいた方がいいです。見てるうちに全てが素敵に思えてしまい、結果うちは200万オーバーしました。

・最初にたてた予算額は絶対変えないこと(めっちゃ後悔しました)。


費用面がネックで理想がかなわないと思ったママには、こんな心強いアドバイスも。

・家が高い…ならば中古リフォームも視野に入れてください。新築よりは予算が抑えられて自分でカスタムも出来るので家に愛着が湧きますよ。

・子育て中の家庭への補助金などは毎年条件が変わるのでよく確認するのがおすすめ。

・自治体によって、移住、バリアフリー、省エネ等で独自の補助などもあるので調べておくと役に立ちます。

複数の専門家に相談して、不安を軽減しよう

子育て世代が気になる「住宅事情」について、費用面の不安を中心に取りあげました。ママたちの経験から、複数の専門家に相談した上で余裕をもったプランを家族で相談することが大切なのだとわかりました。

限られた予算のなかでやりくりするには、ハウスメーカーの担当者との信頼関係も重要なポイント。

・提案されたプランが予算オーバーだった。これ以上削ったら恥ずかしいと思ったが、恥ずかしさは捨てて予算を正直に伝えたところ、担当者も協力的になってくれて削る方向でプランを考えてくれた。

・もちろん金銭的な不安はあると思うので、FPの方やハウスメーカーさんにたくさん相談し(複数の方の意見をたくさん聞いたほうがいいと思います)、自分たちが納得いくまで話し合ったほうがよいと思います。

お金の不安を抱えたままのマイホーム購入は心も晴れません。専門家の意見を聞きながらも、最後は家族で納得できるまで話し合ってモヤモヤを残さないことが必要です。

これから子育て住宅を購入するママはぜひ参考にしてくださいね。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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