子どもの「宿題」「自主学習」サポートに半分以上の家庭がお悩み　「自分でやれる子どもになる」秘訣〔先輩ママたちが大公開〕

子どもの勉強の自立について、親はどのような悩みを抱えているのでしょうか。パパママに聞きました。

もちろん宿題をやるだけですばらしいのですが、出されたことだけしか対応しない様子には少しモヤモヤしてしまいます。

ほかのご家庭の中学受験や塾などの話題に触れると、学校の宿題をこなすだけでいいのか不安にかられますよね。

似たような回答のなかで「子どもなので長期的な視野が持てない」と理由を挙げてくれたママもいました。どこまでサポートすべきか悩む気持ちにも共感します。

お楽しみがなくても自発的に勉強をしてほしいという親の願いですが、なかなか届きません。

次にご紹介するのは、自主学習の切実なお悩みを寄せてくれたママ。モデル校として突然自主学習が始まり、移行期でサポートもなかったそう。

自主的な学習を重んじるため、宿題をなくす学校が増えています。しかし、そもそも自主的な学びを習得できていない子どもにとって、これは逆効果だった、というご意見です。自主学習の本来の趣旨を理解させることなく、型だけを踏襲して親や子どもの負担が増えるのは問題といえそうです。

選択肢を提供してくれる学校もあれば、まったくの丸投げの学校もあるようです。子どもだけで題材が見つからない場合、親の出番も必然的に増えます。

子どもが自分で学習を進められるように、学校側にも課題の出しかたの工夫をお願いしたいですね。

このように悩み多き、子どもの勉強の自立。最後に、先輩ママが意識していること、実践していることをご紹介します。

まずはママを集めた座談会での発言から。

自主学習のネタ切れで悩むママが多かったのですが、子どもの興味のあることを極めるのはいいかもしれません。ゲーム好きなお子さんは「ゲームの歴史を調べる」からでも始めてみると、何かが見えてくるかも!?

「してもどうせやらない」といいつつ、目線を合わせて伴走するのは、さすがベテラン中学生のママ。計画の失敗から学ばせている点も理想的だと感じました。

先に口を出すのではなく、学習したあとに振り返る方法をとっているママもいました。

「ママが勉強を見る」のではなく、親子それぞれやるべきことを頑張るスタイルは、子どもの自立心も育ちそうです。

図鑑や書籍を家に置いておくことで、自然に学びへの意欲を引き出すという声も多く寄せられました。

遊びやゲームをご褒美とするルールづくりも有効のようです。カレンダーを自作するのは大変ですが、子どものモチベーションアップにつながりますね。

今回の調査では、子どもの学習習慣や、学習意欲への不満も多く集まる一方、それぞれの工夫を凝らしているママの意見もたくさんありました。すぐには結果の出づらい「子どもの学習面での自立」。みなさんはどのようにお考えでしょうか。

コクリコラボでは、ほかにも子どもの学習習慣について特集しています。ぜひあわせてお読みください。

※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。（明らかな誤字等は修正のうえ記載）