現役パパママが本音で語った 本当にほしい「子育て支援」が分かった!

パパ・ママが求める支援は多岐にわたる サポートする側への支援の必要性も

写真:アフロ

「異次元の少子化対策」への期待度は? パパ・ママの本音を大公開」でご紹介した調査結果からは、子育て世帯が抱く少子化対策への期待度は決して高くなく、抱えているモヤモヤが多いことが読みとれました。

では、子育て中のパパ・ママたちは、実際にどんな支援を必要としているのでしょうか?

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者およびコクリコメルマガ会員を対象に2023年3月2日~2023年3月13日インターネット上で実施。有効回答数は75件。
※基本的にアンケート回答の原文をそのまま記載しています。ただし文字数の都合上、一部抜粋や主旨を損なわない範囲の要約・編集を行っている箇所があります。(明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子育て世帯が本当に望む支援は?

子育て中のパパ・ママに「少子化対策について、こんな支援やサービスがあればいいのに! というものがあれば教えてください」とアンケート調査。現役のパパ・ママだからこそいえる、切実な回答が集まりました。

・土日でも預かってもらえる保育園、幼稚園、学童。

土日に出勤がある仕事はたくさんありますが、平日と同じように土日も預かってくれる保育園は少ないのが実態ではないでしょうか。

・手当よりも育児に優しい環境づくりを! 保育園もまだまだ少なく、きょうだいが別の保育園に通うことを余儀なくされている。早生まれの子どもは0歳児での入園ができず、つらい。

また、保育園の送迎が負担になっているママも多いでしょう。筆者自身も、やっと入れた保育園に片道30分かけて送迎していますし、きょうだいが一緒の保育園に通えず、困っている知り合いも複数人います。

・病児保育がもっと広まればいい。

特に年齢の低い子どもが病気になると、一定期間はつきっきりの看病が必要になるものです。子どもが病気になったときの預け先にも、課題がありそうですね。

・昼夜問わずもう少し柔軟に子どもの受け入れができる施設や、未就園かどうかにかかわらず一時預かりができたり、急用でも預けられる施設があると助かる。

・病気のときや気晴らししたいときに、予約なしでいつでも預けられる場所があると安心感がある思う。


働くパパ・ママの子どもの預け先はもちろん、専業主婦(夫)のリフレッシュに気軽に利用できる施設が欲しい……という声も多く寄せられました。筆者にも専業主婦の友人がいますが、「預け先がなくて子育てが大変すぎる。もう1人産むのは考えられない」とこぼしていました。

・ベビーシッターやファミリーサポートなどありますが、結構金額が高いので、できればもっと安いこういったサービスがあるといいなと思います。

ベビーシッターは高額で利用のハードルが高く、行政が実施するファミリーサポートは人気が高くて予約が取れない……が、筆者が2年前に第2子を出産した際の感想でした。

・子ども関連の所得制限をやめる。

・教育の無償化、医療の無償化。

・給食費と高校・大学の授業料の無償化。

・学校教育だけでなくプラスアルファが必要な時代のため、ならいごとに対する支援があれば嬉しい。


経済的支援についての意見も多く集まりました。教育や医療に関わる費用の無償化を望む声が中心でしたが、なかには「ならいごと」費用への支援を求める、新しくてユニークな意見も。

・幼稚園・小学校の役員の民営委託、登下校の見守りの代替手段の充実。

・困ったときに相互で預かり合うママのグループとか、子どもを預かりたいお年寄りとかともマッチングできるサービスとか、地域で皆で一緒に子育てする制度があればいいなと思う。


PTAや役員への負担感は根強く、かつママにその役割がいきがちです。民間委託を取りいれたり、地域とうまく連携したりして、子育て世帯の負担を軽減する制度を整備してほしいなと思います。

・時短勤務が取りやすくなる。

・雇用の安定と、誰でも必要なときに受けられる手厚い支援。子どもを育てるのは産んで終わりではなく、その後成人するまで、少なくとも18年間は続く。その間、きちんと安心して生活していける見通しがつくような世の中にしてほしいです。


「異次元の少子化対策」のたたき台でも、柔軟な働き方の普及や、それを受けいれる社会の意識改革の必要性がうたわれていました。ニーズとマッチしたこの施策が、今後広く浸透していくことを願います。

・「働き方改革」で子どもがいるママが子どもの発熱時などに休みやすいような病児休暇なんてものがありますが、結局は仕事の周りの人に対してのしわ寄せがいくだけでママが働きづらい状態になっていると思います。

・たとえば子どもがいるママが働く企業に助成金などが出て、それを一緒に働く従業員にいきわたらせるなど、子どものいるママがいることで何かしらの得がほかの従業員にもあり、迎えられやすい職場になればいいなと思っています。

子育て中のパパ・ママの負担だけに目が行きがちですが、サポートする側に負担が及ぶこともあるものです。こちらのママは、職場で子育て世帯をサポートする側に回ったときにメリットを享受できるような制度について、具体的な案を提示してくれました。

子育て世帯へはもちろん、サポートする周囲への支援も大切

現役のパパ・ママたちから集まった「本当に必要な支援」をご紹介しました。

筆者は今回の調査を通して、「子育て世帯をサポートする人々に支援をおこなうことが、子育てしやすい社会的な風潮をつくりだすかもしれない」という新しい視点を得ました。これまでの自分は、「子育て世帯の負担が軽くなるか」に意識が偏りすぎていたと気づいたのです。

筆者は8歳と2歳の子どもを育てる「働くママ」の当事者ですが、支援を受けて当然というスタンスにならないよう、少子化問題をより広い視野で考えていきたいと感じました。

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