令和の理想PTAは「便利ツールを駆使しつつ やりたいことをやる!」
ノンフィクションライター・大塚玲子さん「PTAの手引き」#3 ~令和時代の理想PTA~
2022.06.14
ノンフィクションライター・編集者:大塚 玲子
便利アプリを活用し 新体制に切り替えを
ICT化は、PTA会員の連絡面にも大きな影響を与えました。
大塚さん自身が2015年、お子さんの所属していたサッカークラブの保護者会でグループウェア(メンバーで情報共有ができるアプリケーションソフト)を導入したときには「保護者のなかで《登録の壁》を感じる人も少なくなかった」と言います。
「新しいツールに対して『登録するのが怖い』と感じる人って、当時は少なからずいたんですね。でも、最近はそれもかなり減ってきたかと思います。
いま、PTAではLINEやメールサービスを使っているところが多いですね。ほかにも便利な連絡用のアプリはたくさん出ているので、どれを使ってもいいと思いますよ」(大塚さん)
アプリに限らず、新しい方法を導入するときは大体抵抗があると大塚さん。
「会長をはじめ役員のなかで方向がまとまっているとき、そして、校長先生が賛同しているときが改革のチャンスです。
このふたつのポイントをクリアすることと、そして何よりひとりひとりが新しいやり方に『頭を切り替える』ことが大事です」(大塚さん)