今回ご紹介するのは、楽しくておいしそうなパンの絵本と、ゆかいな園生活のお話です。
かわいい3歳の絵本の誘い方
「ねえ、絵本でも読まない?」って絵本を差し出すのです。どう? かわいいでしょ? こんなお誘いを受けたら、家事なんか放り出して絵本を読まずにはいられませーん。
それからぴっぴくんは、絵本を抱えて私のひざに登ると、「とんとんとん、あーけーて!」って、絵本の表紙をノックします。園での読み聞かせはこんなふうに始めるのだなと想像しますが、ぴっぴくんの声と仕草がかわいすぎて、やっぱりばあばの口元は緩んでしまうのです。
ぴっぴくんは今、絵本やお話の世界が大好きみたい。絵本があればすぐに持ってくる。家ではおねえちゃんのぱっぱちゃん(4歳)とお話会ごっこもしている様子。夜寝るときに電気を消すと、ぱっぱちゃんに続いて、ぴっぴくんもその場で思いついたお話をするのだそうです。
ぴっぴくんのお話は決まって、「むかしむかしあるとろに……」で始まって、「みんなで園庭にいきました」で終わるのですって。
園庭に出ることで、ぴっぴくんの世界は広がっていくんだね。あの園庭の中に、冒険も、宝物も、未知との遭遇も詰まっているのかと思うと、がんばっているんだなあって抱きしめてあげたくなっちゃう。今日も、ばあばバカ。
ぴっぴくん、明日も元気で園に行ってきてね。
「なーんにみえる? わくわくパン」
パンが大好きなぴっぴくん(3歳)と読んだら、もうパンに夢中。「このパン知ってる」「このパン食べたよ」と、会話がどんどん広がりました。
ぷっぷくん(1歳8ヵ月)は、「クリームパン」がグーの手になっている、じゃんけんのページがお気に入り。10回くらいじゃんけんしちゃった。小さな子から大きな子まで楽しめます。
「たこやきようちえん たのしいえんそく!」
物語が理解できるのは3歳のぴっぴくんかな。一緒に読むのが楽しみです。「とんとんとん、あーけーて!」って、言ってくれるかなあ。
次のエピソードは8月7日(水)配信予定です!
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
こが ようこ
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。
作家。絵本コーディネーター。30年以上にわたり、さまざまな場所でおはなしを届ける活動を続ける。絵本作品に『ぺこぺこ ペコリン』(絵・くさかみなこ/講談社)、『どーこかな?』『なんのおと?』(瑞雲舎)、『いやいやいちご』(絵・たかおゆうこ/教育画書)、『おなかのなかのあかちゃんへ』(絵・くのまり/岩崎書店)、「語りかけ絵本」シリーズ(大日本図書)、「わらべうたでひろがるあかちゃん絵本」シリーズ(絵・降矢なな/童心社)などがある。げんきで「こころを育てる絵本1・2の3」を連載。