「イヤイヤに効く交渉術」子育ての悩みを現役保育士てぃ先生が解決!

フォロワー80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生の‟目からうろこ”の育児アイディア第10回

保育士:てぃ先生

てぃ先生の目からうろこの育児アイディア
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YouTubeチャンネル登録者数80万人超えのカリスマ保育士てぃ先生が、育児の悩みを一発解決! 斬新なアイディアにあふれた子育て術をご紹介します!

今回は、イヤイヤ期真っ最中の3歳の女の子。なんでも「自分でやりたい!」と泣き出してしまう子に効く交渉術を伝授します!
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お悩み『イヤイヤ期が大変です』(3歳女児)

「イヤイヤ期が大変です。なんでも『自分でやる!』と泣きます。『じゃあ自分でどうぞ』というと『やだ!』と泣きます。じゃあどうすればいいの?」(3歳1ヵ月女児)
いやだと大泣きする娘
いやだと大泣きする娘

アドバイス①「気持ちを受け止める」

この時期はとにかく自分で決めたい時期です。親御さんに決められるというのがとにかくいやだし、親御さんに負けるのもいや

たとえば、スーパーやコンビニエンスストアで「お菓子買って」と大騒ぎして、親御さんが根負けして買っても、家に帰ったらお菓子にまったく興味を示さないということがあります。それはお菓子が欲しかったわけではなく、「買わない」という親御さんに負けたくなかった場合です。こういうことが、イヤイヤ期にはよくあります。

たとえば大人同士でも、買い物中に自分が「あの服かわいいね」って言ったらいきなり「買わないよ!」とパートナーに言われたら、なんか腹が立ちますよね。子どもも同じ。子どもの場合、まだ言葉遣いがあまり上手じゃないので「好き」「かわいい」「興味がある」を全部まとめて「欲しい」と言っていることがあります。お子さんが「お菓子欲しい」と言っても「あのお菓子おいしそう」とか「あのお菓子の箱かわいい」という意味のことも。

自分が興味を持ったことを伝えたいだけなのに、いきなり「買わないって言ったでしょ!」と言われたら、反抗心に火がついてしまうのも理解できます。「欲しい」と言われたときに「そうね、とってもかわいいね」「本当だ! 教えてくれてありがとう」と、親がその気持ちを受け止めることでおさまることもあるんです。イヤイヤ期は、親御さんに負けたくないという気持ちが強くでる時期でもあるので、こういうときは親御さんがじょうずに負けてあげてみてください。

アドバイス②「選択肢を示す」

子どもの選択肢を増やす具体的な方法とは?
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