

今回は、イヤイヤ期真っ最中の3歳の女の子。なんでも「自分でやりたい!」と泣き出してしまう子に効く交渉術を伝授します!
お悩み『イヤイヤ期が大変です』(3歳女児)

アドバイス①「気持ちを受け止める」
たとえば、スーパーやコンビニエンスストアで「お菓子買って」と大騒ぎして、親御さんが根負けして買っても、家に帰ったらお菓子にまったく興味を示さないということがあります。それはお菓子が欲しかったわけではなく、「買わない」という親御さんに負けたくなかった場合です。こういうことが、イヤイヤ期にはよくあります。
たとえば大人同士でも、買い物中に自分が「あの服かわいいね」って言ったらいきなり「買わないよ!」とパートナーに言われたら、なんか腹が立ちますよね。子どもも同じ。子どもの場合、まだ言葉遣いがあまり上手じゃないので「好き」「かわいい」「興味がある」を全部まとめて「欲しい」と言っていることがあります。お子さんが「お菓子欲しい」と言っても「あのお菓子おいしそう」とか「あのお菓子の箱かわいい」という意味のことも。
自分が興味を持ったことを伝えたいだけなのに、いきなり「買わないって言ったでしょ!」と言われたら、反抗心に火がついてしまうのも理解できます。「欲しい」と言われたときに「そうね、とってもかわいいね」「本当だ! 教えてくれてありがとう」と、親がその気持ちを受け止めることでおさまることもあるんです。イヤイヤ期は、親御さんに負けたくないという気持ちが強くでる時期でもあるので、こういうときは親御さんがじょうずに負けてあげてみてください。