テレビ出演でも話題のてぃ先生は、現役の保育士。その超具体的な育児法はかつてない斬新なアイディアにあふれていて、世のママパパに圧倒的に支持されています!!
まさに「保育のプロ」として日々子どもに接しているてぃ先生ならではの、的確で「すぐ効く」目からうろこの育児アイディアを紹介する連載です!
お悩み「気にいらないことがあると、怒って親をたたきます」(2歳男児)
気にいらないことがあると、怒って親のことをたたきます。「たたいちゃダメ」と言っても聞かず、お友だちにも乱暴するんじゃないかと心配です。
①今の気持ちを表現させる
大人同士でもよくありますね。パートナーの行動にイライラしているとき、いつもよりガチャガチャ音をたてて食器を洗って自分が怒っていることを相手に気付かせようとする、みたいなこと。それと同じようなもの。「僕は怒っているぞ!」ということをうまく言葉にできず、なんかムシャクシャするこの気持ちに気づいて! と親御さんをたたいてしまっている可能性があります。
たとえば、ホワイトボードなどを用意して、ニコニコ笑っているマーク、シクシク泣いているマーク、プンプン怒っているマークを描いたマグネットなどを用意します。「お母さん、今楽しいからこのマーク」とニコニコマークをボードに貼っておきます。同じように、悲しいときにはシクシクマーク、怒っているときにはプンプンマークを貼ります。
そして「今度は〇〇ちゃんの気持ちを貼ってみよう」と、子どもにマグネットを選んで貼ってもらいます。リビングのテーブルなど、お子さんの手の届きやすいところにマグネットを用意しておいて、遊び感覚で繰り返しやってみてください。マグネットじゃなくても、カードなどでもいいですね。「感情カード」「表情カード」などの名前で市販もされているので、そちらでもいいと思います。
②感情の整理に役立つマグネット
「マグネットで感情表現が難しいお子さんでも示しやすくなります」
たとえば、ニコニコマークが貼ってあったのにいつの間にかシクシクマークになっていた、なんてこともあるかもしれない。「あれ? なにかあったのかな?」と親御さんが声をかけるきっかけにもなります。お子さんの感情をお子さん自身に示してもらうことで、親御さんも子どもの気持ちに寄り添った言葉選びや伝え方を工夫できると思います。
自分の感情を表現することができるようになって「僕は今、怒っている」ということをちゃんと親御さんに伝えることができれば、たたく必要がなくなるので、乱暴な行動もおさまっていくと思います。
げんき編集部
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトです。1・2・3歳のお子さんがいるパパ・ママを中心に、おもしろくて役に立つ子育てや絵本の情報が満載! Instagram : genki_magazine Twitter : @kodanshagenki LINE : @genki
てぃ先生
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ
関東の保育園に勤める男性保育士。 保育士として勤務するかたわら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演は年間50回以上。 他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。 ちょっと笑えて、かわいらしい子どもの日常についてのつぶやきが好評を博し、X(旧Twitter)フォロワー数は62万人を超える。子育てのハウツーを発信しているYouTubeも大人気。 著書は『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)、『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』(ベストセラーズ)、コミックほか多数。 Twitter:@_HappyBoy Instagram:@tsenseidayo YouTube Amebaブログ