お米は粒ですし、パスタやラーメンは細長い麺、食パンは四角いですけどフランスパンは太めの棒のかたちです。
今回はそんないろいろなかたちをした食べ物の謎について考えてみましょう。
変わったかたちをした食べ物の中でもユニークなのは、小さなトゲトゲがたくさんついている金平糖ですね。
では、金平糖にはどうしてトゲがあるのかから見ていきましょう。
日本ではじめて金平糖を食べた戦国武将は…!?
金平糖は、信長の時代にポルトガルから日本へ伝わってきました。どうして金平糖にはトゲトゲがついているのでしょうか。
あのトゲトゲは金平糖を作っていると、自然とできてくるのです。とても不思議ですね。金平糖はまだわからないことがいくつかある謎のお菓子なのです。
トゲを伸ばしながらできる金平糖
このでっぱったところへさらに蜜がついてだんだん大きくなって、それが伸びていくと金平糖のトゲトゲになるのです。
わたあめはなぜ丸くてフワフワなの?
このわたあめをよく見ると、何かによく似ています。そう、ふとんの綿に似ているのです。
ふとんの綿を手にとってよく見ると、とても細い糸(繊維)が集まってできていることがわかります。このふとんの「綿」と「わたあめ」は、同じようにたくさんの細い糸が集まっています。
ふとんの綿は細くてフワフワした繊維の集まりです。一方、わたあめは細長く繊維状になったザラメ(砂糖の仲間)の集まりでできています。
だから、わたあめは砂糖でできたふとんのようなものですね。
溶けたザラメが空気で冷やされて糸のように細くなる
外に出たときに空気で冷やされるので、小さな穴からから出てきた溶けたザラメは細い糸になります。
わたあめもふとんの綿も、糸の間にたくさん空気がはいっているのでフワフワになるのです。
お好み焼きはどうして丸いの?
お好み焼きは円盤のようなかたちをしていますよね。お好み焼きが丸いのは、丸いほうが焼いたときに焼きムラが出ないからだと言われています。
お好み焼きはいろいろな具材が、水で溶いた小麦粉の中に入っていますね。水で溶いた小麦粉は、水よりもドロドロとしていますけど液体です。タマゴも生のときにはドロッとした液体ですね。
こういうドロッとした液体は、平らなところでゆっくり落とし続けていくと、落としたところを中心とした同心円状に丸く広がって大きくなっていきます。
丸いほうが上手に焼ける
具材がたくさん入っている状態のお好み焼きは、液体のときのようにきれいに丸くは広がりませんので、ヘラで丸くかたちをととのえたほうがおいしく焼き上がりますよ。
謎のこたえ
金平糖のトゲは、作っているうちに蜜が結晶化して生えてくる。
わたあめが丸くフワフワしているのは、ザラメの細い糸を巻き取って、糸の間に空気が入っているから。
お好み焼きが丸いのは、液体は平らなところでは丸く広がるから。
テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga Instagram:@tele_maga
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