あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月10日」(2013年)。
「何かに呼ばれた」気がして7年ぶりに帰郷した礼堂ヒカルは、意思を持つウルトラマンタロウの人形と出会う。そして、巨大な怪獣が出現。ヒカルはブラックキング、そしてウルトラマンギンガにウルトライブ(変身)を果たすのだった。
降星町に帰ってきたヒカル
なんでも美鈴は、暴走したベビーカーを止めると、そこに乗っていた犬に吠えられ、驚いた拍子に自分が暴走ベビーカーに乗っかって暴走してしまったらしい。ともあれ、無事に美鈴を助けたヒカル。一方、その様子を謎の影が見ていた。ヒカルは美鈴と一緒に祖父が神主として奉職する銀河神社に向かうが、案内されたのは降星小学校だった。銀河神社は、1ヵ月前に隕石が落下した際の火事で焼けてしまったらしい。
御神体は無事で、銀河神社は廃校になった降星小学校の中に移設されていた。ヒカルはそこで、祖父で銀河神社の神主である礼堂ホツマ、さらに幼なじみの渡会健太、久野千草と再会するのだった。
その夜、御神体が気になったヒカルは、祠を開け、御神体に触れる。すると、怪獣と戦う巨人たちのビジョンを見た。そして、ヒカルの手の甲に紋章が浮かび上がる。すると、近くにある人形が語りかけてきた。人形は「ウルトラマンタロウ」と名乗り、御神体を持って降星山に来いと告げ、姿を消してしまう。