7月12日 ウルトラマンレオ 少年に化けた怪獣が道場破りを敢行!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 7月12日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月12日」(1974年)。
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アンタレスと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

レオと交戦した怪獣・アンタレスは逃亡。その後、道場破りを行う少年が現れる。ダンはその少年がアンタレスであることを見抜き、MAC隊員たちを相手にゲンの稽古をさせる。しかし、怪獣が出現しているこの緊急事態に稽古をする理由が隊員たちには理解できず、ゲンと隊員たちの間に不和が生まれてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

アンタレスが逃走

1974年7月12日は『ウルトラマンレオ』第14話「必殺拳!嵐を呼ぶ少年」が放送された日です。怪獣・アンタレスが現れMACは出撃。ゲンもウルトラマンレオに変身して戦闘を開始した。しかし、アンタレスはレオの両腕を摑み動きを封じると、鋭利なハサミのついた尻尾で攻撃しようとする。レオのピンチを悟ったダンは、搭乗していたマッキー2号から脱出すると、爆弾をセットした杖をアンタレスに投げつける。怯んだアンタレスにMACは攻撃を仕掛ける。

直撃は免れたものの、レオはハサミによる攻撃を受け左肩を負傷。一方、アンタレスは逃走した。その後、城南スポーツクラブの道場が、ある少年による道場破りにあう。その少年の力は圧倒的で、道場の白帯たちを同時に相手にし次々と打ち負かしていく。騒ぎを聞きつけ、やってきたダン。すると、その少年がアンタレスであることに気づく。

アンタレスの得意技は、敵の動きを拘束し、尻尾で攻撃を行うというものだった。そして、アンタレスはレオがこの攻撃の対抗策を編み出す前に、倒してしまおうと先制攻撃を仕掛けてきたのだ。早急にアンタレスへの対抗策をマスターするべきと判断したダンは、隊員たちを相手に、ゲンに特訓をさせる。
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