あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月18日」(1981年)。
バルタン星人(六代目)が地球に襲来。子ども同士の争いを、人間同士の争いにスケールアップさせ、地球侵略を画策する。
バルタン星人(六代目)が暗躍
この写真は、1枚余ったフィルムで夕日を撮影した際、近くにいた青年が投げたフリスビーが偶然写ってしまったものだった。しかし、この青年はバルタン星人(六代目)が化けた姿だった。
「ふはははは! これが喧嘩の元になるとは、お釈迦様でもご存知あるめえ!」
この写真は、人間同士を争わせようとするバルタン星人(六代目)の作戦の第一段階であったのだ。
友人たちと折り合いが悪い山野少年。彼は、先日撮影した写真に写ったUFOが偽物であることをわかったうえで、「本物のUFOを発見して、テレパシーを受け取った」と噓をつく。しかし、友人たちは誰も信じてくれない。そこで、今度は自分でフリスビーを投げ、UFO写真の捏造をしようとしはじめた。
広場でカメラのタイマーをセットし、UFOの写真を撮ろうとする山野少年。しかし、タイミングが合わずうまく写真が撮れない。すると、彼の母親が撮影の手伝いにやってくる。しかし、母親はバルタン星人(六代目)の変装だった。母親に化けたバルタン星人(六代目)は本物の小さなUFOを取り出すと、ふたりは協力して、インチキ写真を撮りはじめる。