
カオスヘッダーが出現
その少年・祐一によると、ヤマワラワの背丈は子どもくらいで優しい目をしているらしい。ヤマワラワは、この地域に昔から伝わる民話に登場している妖怪で、大人には見えず、子どもにだけ見ることができるのだと祐一の父・康祐が続ける。祐一は本当にヤマワラワを見たと言うが、康祐は信じない。
ヤマワラワ山脈は康祐の実家があるところで、親子は現在東京で暮らしている。東京に戻る車の中で、康祐は祐一に今日のことは忘れなさいと話すが、祐一は車のグローブボックスに見たことのない木の実が入っていることに気づく。康祐はまるで隠すように、その木の実を自分のポケットに入れてしまうのだった。
そのとき突如巨大な怪獣が出現すると、ふたりに狙いを定めて向かってくる。怪獣の出現をキャッチしたEYESは、テックサンダー1号、2号で出撃、威嚇射撃を開始する。怪獣は姿を消すが、岩陰に隠れたはずの祐一もいなくなってしまった。