1月18日 ウルトラマンタロウ アンドロイド聖子が怪獣を生む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月18日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「1月18日」(1974年)。
アンドロイド聖子(中央手前:後ろ姿)によって怪獣として蘇ったオウムのエレジア  ©円谷プロ
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し怪獣や宇宙人と戦う。

光太郎は、中学の後輩で幼いころに母親を亡くした過去を持つ島田と再会した。島田の父親は、母親の姿を模したアンドロイドを完成させるが、そのアンドロイドによって怪獣が生まれてしまう。

光太郎が友人の亡き母に遭遇

1974年1月18日は『ウルトラマンタロウ』第42話「幻の母は怪獣使い!」が放送された日。森山隊員がZATの司令室に、オウムを連れてきた。光太郎は森山隊員とオウムの餌を買いに街に出るが、そこで中学生時代の後輩である島田と再会する。マグロ漁船に乗り仕事をしている島田は、父親と弟のいる実家に帰ってきていたのだ。

島田の家を訪れた光太郎は、島田の母親の話を聞いていた。母親の聖子はオウムのエレジアを飼っていたが、10年前に交通事故で聖子が亡くなると、エレジアも餌を食べなくなり死んでしまったらしい。エレジアは聖子の墓に埋められたという。

また、光太郎はロボット工学にまつわる本を発見。島田も親父がこんな本を読むなんて、と疑問に思った。そのころ、島田の父親は古い建物の地下にある秘密の研究室にいた。彼は、独学でロボットの研究をし、聖子のアンドロイドを作り上げていたのだ。

島田の父親はアンドロイド聖子を起動させようとするが、動き出さない。起動に失敗した島田の父親は涙を流し、必ずアンドロイド聖子を完成させると誓い帰宅した。しかし、島田の父親の涙がアンドロイド聖子のエンゲージリングに落ちたことでアンドロイド聖子は起動し、研究所を出て歩きだした。

夜の道を歩くアンドロイド聖子。そこにパトカーが通りかかり、道路の中心を歩くアンドロイド聖子に注意をする。すると、アンドロイド聖子はパトカーを横転させ、炎上させた。交通事故によって妻を失った島田の父親は車を憎んでおり、その気持ちがアンドロイド聖子に乗り移ってしまったのだ。

そこに光太郎と島田が通りかかり、亡き母にそっくりな人物をみて驚くのだった。
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