大島 康嗣
カメラマン
1942年埼玉県生まれ。1964年講談社写真部カメラマンとなり、『週刊少年マガジン』グラビア担当。1965年から2020年までじつに55年に渡って、特撮映像作品のスチールを撮り続ける。
1954年、映画『ゴジラ』が公開され、その咆哮が世界にとどろいてから70年。ゴジラシリーズは今なお日本でも世界でも作り続けられ、変わらぬ魅力を発信し続けています。
そのゴジラシリーズをはじめとした東宝特撮作品を詰め込んだ一冊が、2024年10月17日発売の『テレビマガジン特別編集 ゴジラ70年記念 ゴジラ大鑑 東宝特撮作品全史』（税込み定価：8800円）です。
この本のページを使って、ゴジラファンの方にも、そうでない方にも、東宝特撮作品の魅力を３つのポイントに分けてお伝えしましょう。
そのゴジラシリーズをはじめとした東宝特撮作品を詰め込んだ一冊が、2024年10月17日発売の『テレビマガジン特別編集 ゴジラ70年記念 ゴジラ大鑑 東宝特撮作品全史』（税込み定価：8800円）です。
この本のページを使って、ゴジラファンの方にも、そうでない方にも、東宝特撮作品の魅力を３つのポイントに分けてお伝えしましょう。
天地30センチ×左右23センチ×厚さ３センチの重厚な豪華本です。東宝特撮作品を大収録！ ©TOHO CO.,LTD.
『ゴジラ』第１作公開から70年！ その歴史がここにある！
ゴジラ降臨！ 『ゴジラ』（1954）から始まった歴史は、今も連綿と綴られている。 ©TOHO CO.,LTD.
怪獣映画の代名詞ともいえる「ゴジラ」。このゴジラの存在こそ、東宝特撮作品の魅力のポイント その１です。
核実験の影響で生まれた大怪獣は第１作以来、あるときは戦争の象徴として、またあるときは悪を退治する正義の味方として、そしてまたあるときは自然災害のごとき厄災として、人類の前に現れては、人知の及ばない力を見せつけていきます。
その魅力は国内のみならず、海外にも多くのファンを持ち、2024年に公開された『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が世界的に大ヒットし、また『ゴジラ－1.0』（2023）が「第96回アカデミー賞視覚効果賞」を受賞したのは記憶に新しいところです。
もはや世界的大スターともいえるゴジラの人気の秘密はとても一言では言い表せませんが、偉大な先人を始めとした多くのスタッフ・キャストなどの作り手と、観客・ファンなどのサポーターが一体となって、盛り上げ続けてきた結果であることは間違えないでしょう。
核実験の影響で生まれた大怪獣は第１作以来、あるときは戦争の象徴として、またあるときは悪を退治する正義の味方として、そしてまたあるときは自然災害のごとき厄災として、人類の前に現れては、人知の及ばない力を見せつけていきます。
その魅力は国内のみならず、海外にも多くのファンを持ち、2024年に公開された『ゴジラ×コング 新たなる帝国』が世界的に大ヒットし、また『ゴジラ－1.0』（2023）が「第96回アカデミー賞視覚効果賞」を受賞したのは記憶に新しいところです。
もはや世界的大スターともいえるゴジラの人気の秘密はとても一言では言い表せませんが、偉大な先人を始めとした多くのスタッフ・キャストなどの作り手と、観客・ファンなどのサポーターが一体となって、盛り上げ続けてきた結果であることは間違えないでしょう。
SF、アクション、ホラー、ファンタジー…限りなき挑戦
ゴジラの登場しない怪獣映画も次々と作られ、後の「怪獣オールスター映画」製作への布石となった。 ©TOHO CO.,LTD.
怪獣をメインとしない、スーパーメカや科学犯罪をテーマとする特撮作品や、アクション色、ファンタジー色の強い特撮作品も作られ、バラエティに富んだラインナップに。 ⒸTOHO CO.,LTD.
東宝特撮映画は、もちろん「ゴジラシリーズ」だけではありません。
『空の大怪獣 ラドン』（1956）に始まるゴジラ以外の怪獣映画、『地球防衛軍』（1957）などの怪獣が出てきてもSFとしてのストーリーに主軸が置かれている映画、『エスパイ』（1974）などのアクション映画、『世界大戦争』（1961）などのスペクタクル映画、『美女と液体人間』（1958）などのホラー色の強い犯罪映画、『竹取物語』（1987）などのファンタジー映画などなど、特撮の素晴らしさを大きなセールスポイントとしながらも、実に多岐にわたるジャンルの傑作映画が作り続けられているのです。
成功作に甘んじることなく、次々と新しいジャンルにチャレンジするスピリット、これこそが東宝特撮作品の魅力のポイント２です。
『空の大怪獣 ラドン』（1956）に始まるゴジラ以外の怪獣映画、『地球防衛軍』（1957）などの怪獣が出てきてもSFとしてのストーリーに主軸が置かれている映画、『エスパイ』（1974）などのアクション映画、『世界大戦争』（1961）などのスペクタクル映画、『美女と液体人間』（1958）などのホラー色の強い犯罪映画、『竹取物語』（1987）などのファンタジー映画などなど、特撮の素晴らしさを大きなセールスポイントとしながらも、実に多岐にわたるジャンルの傑作映画が作り続けられているのです。
成功作に甘んじることなく、次々と新しいジャンルにチャレンジするスピリット、これこそが東宝特撮作品の魅力のポイント２です。
特撮映画以外にも、多岐にわたる作品を製作！
テレビで放送された特撮作品（1972～1976）。 ©TOHO CO.,LTD. ©1972 東宝／川内康範 ©1973 東宝映像美術 ©1973 東宝／川内康範 ©東宝／ＴＢＳテレビ ©1976 TOHO CO.,LTD.
東宝特撮作品の魅力のポイント３は、幅広いメディアでの活躍です。
『愛の戦士 レインボーマン』（1972）などの変身特撮ドラマ、『行け！ゴッドマン』（1972）など月曜日～土曜日の帯で放送されたショート特撮ドラマ、巨大特撮ドラマ『流星人間ゾーン』（1973）、『電脳警察サイバーコップ』（1988）などの集団ヒーロー特撮ドラマといった特撮ドラマでも、東宝は多くの傑作を残しています。
また特撮ドラマ以外でも、『ゴジラＳ.Ｐ』（2021）といったアニメ作品や「ゴジラアイランド」（1997）などのゴジラ世界を紹介するバラエティ味に富んだ作品などもあります。また、「ゴジラくん」などが奮闘する『怪獣人形劇 ゴジばん』も配信でシーズンを重ねています。
こうした多彩な作品によって、若いファンが東宝作品の新たなファンとなり、世界を支えるサポーターの一人となっていくのでしょう。これからの新作にも、東宝特撮作品に熱い期待をかけずにはいられません！
『愛の戦士 レインボーマン』（1972）などの変身特撮ドラマ、『行け！ゴッドマン』（1972）など月曜日～土曜日の帯で放送されたショート特撮ドラマ、巨大特撮ドラマ『流星人間ゾーン』（1973）、『電脳警察サイバーコップ』（1988）などの集団ヒーロー特撮ドラマといった特撮ドラマでも、東宝は多くの傑作を残しています。
また特撮ドラマ以外でも、『ゴジラＳ.Ｐ』（2021）といったアニメ作品や「ゴジラアイランド」（1997）などのゴジラ世界を紹介するバラエティ味に富んだ作品などもあります。また、「ゴジラくん」などが奮闘する『怪獣人形劇 ゴジばん』も配信でシーズンを重ねています。
こうした多彩な作品によって、若いファンが東宝作品の新たなファンとなり、世界を支えるサポーターの一人となっていくのでしょう。これからの新作にも、東宝特撮作品に熱い期待をかけずにはいられません！
『ゴジラ大鑑』で東宝特撮作品の歴史をチェック！
『テレビマガジン特別編集 ゴジラ70年記念 ゴジラ大鑑 東宝特撮全史』では、ここで紹介した以外にも、70年にわたって作られてきた傑作の数々が掲載されています。どの作品も、製作スタッフ・キャストの熱いハートと優れた力が込められた、ぜひ観てほしい作品ばかりです。
未見の作品のガイドとして、また観た作品を思い出す一助として、ぜひ『ゴジラ大鑑』をご一読ください。
未見の作品のガイドとして、また観た作品を思い出す一助として、ぜひ『ゴジラ大鑑』をご一読ください。
『テレビマガジン特別編集 ゴジラ70年記念 ゴジラ大鑑 東宝特撮作品全史』（税込み定価：8800円）2024年10月17日発売！ ©1976 TOHO CO.,LTD.
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テレビマガジン編集部
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga
日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X（旧Twitter）：@tele_maga Instagram：＠tele_maga