『ゲゲゲの鬼太郎』小説チョイ読み 鬼太郎が日本中に広がった「悪夢」と対決!

『小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~蒼の刻~』よりおススメ妖怪話あらすじ紹介【その4】

テレビマガジン編集部

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第6期のスタッフ陣による短編小説集『小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~蒼の刻~』から、今回は妖怪まくら返しと獏が登場する「3・11の獏」(大野木 寛・作)のあらすじをご紹介します。
『小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~蒼の刻~』(税込み定価660円)発売中  ©水木しげる・フジテレビ・東映アニメーション

クラスメイト全員が見た悪夢の正体とは?

ある夜、鬼太郎、犬山まな、まなのクラスメイトたちが皆、夢を見ました。

鬼太郎は自分のかぶっているシートをめくる母親の、まなはずぶぬれの父と母の、クラスメイトは地面でうごめく大漁旗や、寒い町の十字路に一本だけ立つ家柱の夢を。

それは理由がわからないにもかかわらず、とても恐ろしい夢でした。

そんな夢を見たのは彼らだけではありませんでした。

日本中の人たちが、それぞれ違った悪夢を見て、おびえていたのです。

その想いは、妖怪ポストを通じて鬼太郎のもとにも届きました。

鬼太郎とめだま親父は、夢の世とこの世を自由に行き来できる妖怪・まくら返しの庵に向かいますが、犯人はまくら返しではありませんでした。

ほかにめだま親父が思いついたのは、悪夢を食べる妖怪・獏が関係している可能性だけだったので、鬼太郎、めだま親父とまなはまくら返しが作った虹の橋を渡って、夢の世界へと向かいます。

あの妖怪が巨大化!? その哀しい理由とは?

夢の世界にいたのは、家ほどの大きさにまで巨大化した獏でした。

しかも、突然怒りの雄たけびを上げたかと思うと、現世に向かう虹の橋に向かって走り出したのです。

日本人がいっせいに見た悪夢の正体とは?

獏はなぜ、巨大化して暴れることになったのか?

哀しくせつないストーリーをぜひご一読ください。

『小説 ゲゲゲの鬼太郎』で笑って泣いて怖がろう!

『小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~蒼の刻~』『小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~朱の音~』は、第6期アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のスタッフを中心とした著者たちによる、短編小説集です。

アニメでは描かれなかった、オリジナルのストーリーが展開されます。

楽しいコメディから、哀しいシリアスストーリー、怖ろしいホラーなど、バラエティに富んだ物語をぜひお楽しみください。
『小説 ゲゲゲの鬼太郎 ~朱の音~』(税込み定価660円)も発売中  ©水木しげる・フジテレビ・東映アニメーション
てれびまがじんへんしゅうぶ

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

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