あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月14日」(2019年)。
魔法使いを自称する、麻璃亜という女性と出会ったヒロユキ。そんななか、地中から触手のようなものが出現し人々を襲う事件が発生する。麻璃亜によると、それは人の夢を奪っているらしい。
不思議な女性と出会うヒロユキ
さらに、女性は風で飛ばされ川に落ちそうになっていた女の子の帽子を、不思議な木の枝と呪文で浮遊させ、女の子に返してあげる。その女性・麻璃亜は魔法使いらしい。しかし、最近魔法が思うように使えないという。魔法が使えなくなったことで、魔法で作った家がなくなってしまった麻璃亜。ヒロユキは、自身が勤める民間警備組織E.G.I.S.(イージス)の社長である佐々木カナに相談するため、麻璃亜を連れて事務所に戻ろうとする。
一方、最近、人間が木に襲われるという事件が発生しており、E.G.I.S.の事務所ではその件について報道しているテレビ番組が流れていた。すると、突如キャスターと、ひとりの女性が触手のようなものに襲われる。その女性は、さっきまで事務所を訪れていた、カナの友人だった。カナたちは現場に急行。偶然にも、その場所にはヒロユキたちもおり、ふたりはカナたちに合流する。