4月27日 ウルトラマンタロウ 大亀怪獣夫婦が人間に復讐をする!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月27日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月27日」(1973年)。
クイントータスと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し怪獣や宇宙人と戦う。

オロン島に、巨大な亀の怪獣・キングトータスとクイントータスが現れた。しかし、日本人の興行師は彼らを商売に利用するため、クイントータスを生け捕りにし、卵をスープにして食べてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

亀の夫婦を狙う人間たち

1973年4月27日は『ウルトラマンタロウ』第4話「大海亀怪獣 東京を襲う!」が放送された日です。オロン島に、2体の巨大な亀の怪獣が現れた。その話は日本にも伝わっており、光太郎は2億年前の亀の卵が、地殻変動によって飛び出し、巨大化したものだと推測する。すると、この亀の夫婦を生け捕りにするという記事が新聞に掲載されていた。「そっとしておいてあげればいいのに」と心を痛める光太郎。

オロン島付近の住民たちは、この大亀をキングトータス、クイントータスと名づけていた。彼らは街に出現し暴れるようなことはなく、海底火山の爆発でできたオロン島で平和に暮らしている。しかし、黒崎という日本の興行師が、この大亀を捕獲しようと、オロン島に上陸。産卵のため、島に上陸するクイントータスを待つ。

そして2ヵ月後、ついにクイントータスが卵を産むために島に現れた。同行していた男は、クイントータスが「見逃してくれ」と言っているように感じためらうが、黒崎はクイントータスに麻酔弾を発射。網をかけ、生け捕りに成功する。すると、キングトータスが妻を助けに現れた。キングトータスも麻酔弾を受け、網にかけられるが、キングトータスは網から脱出。しかし、麻酔で体が動けなくなり、クイントータスを助けることができなかった。
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