あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月27日」(1973年)。
オロン島に、巨大な亀の怪獣・キングトータスとクイントータスが現れた。しかし、日本人の興行師は彼らを商売に利用するため、クイントータスを生け捕りにし、卵をスープにして食べてしまう。
亀の夫婦を狙う人間たち
オロン島付近の住民たちは、この大亀をキングトータス、クイントータスと名づけていた。彼らは街に出現し暴れるようなことはなく、海底火山の爆発でできたオロン島で平和に暮らしている。しかし、黒崎という日本の興行師が、この大亀を捕獲しようと、オロン島に上陸。産卵のため、島に上陸するクイントータスを待つ。
そして2ヵ月後、ついにクイントータスが卵を産むために島に現れた。同行していた男は、クイントータスが「見逃してくれ」と言っているように感じためらうが、黒崎はクイントータスに麻酔弾を発射。網をかけ、生け捕りに成功する。すると、キングトータスが妻を助けに現れた。キングトータスも麻酔弾を受け、網にかけられるが、キングトータスは網から脱出。しかし、麻酔で体が動けなくなり、クイントータスを助けることができなかった。