あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月12日」(2019年)。
カンタ少年の依頼を受け、行方不明になった小さな宇宙生物・モコの捜索をするヒロユキ。モコを助け、誘拐犯であるチブル星人マブゼの繰り出したスカルゴモラを撃破したヒロユキたちであったが、そこにウルトラマントレギアが現れる。
最近、人が変わったように突然気性が荒くなるタイガやヒロユキ。怪獣を倒すとタイガたちのもとに現れる怪獣リングの秘密が明かされたとき、タイガの光は闇に染まってしまう。
モコを探すヒロユキ
しかし、カンタの依頼を断ろうとするカナたちの言葉がヒロユキの脳内に何度も響き、ヒロユキは怒って声を荒らげてしまう。驚いたカナたちの反応を見て我に返ったヒロユキは、仕事を受けると言って、カンタを連れて出ていってしまった。カンタは助けを呼ぶモコの声を聞き、怪しい建物にたどり着く。侵入するとそこには複数の小型の怪獣が檻に入れられており、さらに怪獣のさまざまな部位が並べられ、まるで実験施設のようだった。
すると、アンドロイド兵のチブロイドがヒロユキたちの侵入に気づいてやってくる。そして、モコを誘拐したチブル星人マブゼがホログラムの状態で姿を現した。宇宙最高の頭脳の持ち主を自称するチブル星人マブゼは、生物のDNAを調整し、新たな生命体を作り出そうとしていた。モコが宇宙生物であることに気づき、駆けつけてきた宗谷ホマレの助けを受けチブロイドを撃退したヒロユキだったが、実験場の機械が作動。チブル星人マブゼが進めていた、ゴモラ、レッドキング、ウルトラマンベリアルのDNAの合成がはじまってしまう。