あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月14日」(1999年)。
根源的破滅招来体の地球への攻撃が、本格的にはじまった。我夢は仲間たちに、自分がウルトラマンであることを明かし、かろうじて破滅魔神 ゼブブを撃破。しかし、今度は無数の破滅魔虫 ドビシが出現し、地球の空を覆うのだった。
無数のドビシが現れる
すると、我夢がドビシの発生源の特定に成功。東京の真上にワームホールがあり、ドビシはそこから世界各地に出現していたのだ。G.U.A.R.D.のエリート隊員によるチーム・XIG(ジグ)は、ワームホールを破壊しようとするが失敗。チーム・ライトニングのリーダー・梶尾の機体は損傷し、攻撃は中止を余儀なくされる。
藤宮は、我夢にドビシの相手をさせ、ワームホールを破壊する作戦を立てる。仲間たちにそのことを話さず、人知れず決戦に挑もうとする我夢と藤宮。すると、XIGのオペレーターの佐々木敦子がやってきた。我夢は「頑張れ」と言うしかできないと話す敦子に「行ってくる」と伝え、藤宮と歩き出すのだった。
一方、テレビ局・KCBの田端と井上は、人々に真実を伝えるため、外出禁止令を無視して報道をしようとしていた。しかし、街はドビシに蹂躙されゴーストタウンと化し、無数の幻影怪物 魚人が闊歩していた。その絶望的な状況に、田端は「人々の不安を煽るだけだ」と中継を止めようとする。その時、逃げ遅れた少年を発見。田端は少年を保護するが、彼らに魚人が迫る。