あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月10日」(1980年)。
地球に謎の円盤が飛来。それは、地球を銀河大連邦に迎え入れるためにやってきた、ファンタス星人のものだった。銀河大連邦に加入すれば、地球は豊かな楽園になるという。ファンタス星人が温厚な宇宙人であることを知っている猛は、彼らの言うことを信じていたが……。
ファンタス星人が現れる
ファンタス星人は、銀河大連邦の資料を残し、返事をもらいにまたくると言って地球を去っていった。UGMはその資料を回収。徹夜で分析が行われる。そこには、ユートピアを実現するための都市の設計図が描かれていた。隊員たちは、それが完成すれば人間の生活が今よりもずっと楽になり、人々の心に余裕が生まれることで争いがなくなると考える。
オオヤマキャップは、ユートピアは他人から与えられるものではなく、自分たちが作り出すものだと自分の考えを述べる。しかし、人類が幸福になるためなら、それが他人に与えられたものかどうかは関係ないと反論され、言葉を詰まらせてしまった。ウルトラマン80である猛は、ファンタス星人が善良な宇宙人であることを知っており、彼らの言う銀河大連邦の構想がほんとうであることを信じていた。一方で、オオヤマキャップの言うことも理解していたのだった。