10月29日 ウルトラマンマックス シャマー星人に日本の夜が奪われる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 10月29日(2005年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月29日」(2005年)。
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シャマー星人と戦うウルトラマンマックス  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2005年7月2日より放送が開始された『ウルトラマンマックス』は、M78星雲からやってきたウルトラマンマックスが対怪獣防衛チームDASHの隊員トウマ・カイトと一体化。平成になってからのTVシリーズではほとんど見られなかった、過去の人気怪獣の再登場が積極的に試みられた作品です。

ふたつ目の太陽が出現し、日本から夜が奪われてしまった。さらに、DASHの基地であるベース・タイタンに謎の男が出現。やたらと陽気で饒舌な男は、自らをシャマー星人と名乗る。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ふたつの太陽で地球から夜が消える

2005年10月29日は『ウルトラマンマックス』第18話「アカルイセカイ」が放送された日です。報告書の作成を手伝ったお礼に、ミズキ隊員はカイトを食事に誘っていた。しかし、夕暮れの空に突然、太陽が昇り、街を照らす。カイトは西の方角を確認するが、そこには確かに太陽があった。ふたつ目の、謎の太陽が出現したのだ。

本物と偽物、ふたつの太陽によって、日本から夜が消えてしまった。DASHのオペレーターである、アンドロイドのエリーの分析で、ふたつ目の太陽は反射板だということが判明。何者かが、この反射板で太陽の光を増幅し、日本に反射させているのだ。さらに、光を増幅した際に発生するエネルギーで電波障害も起きてしまった。すると、ベース・タイタンに突如、謎の中年の男が姿を現した。

その男は、人間の姿に変装したシャマー星人だった。陽気な性格で饒舌だが、ヒジカタ隊長を「バカ」呼ばわりするシャマー星人。その目的は、地球を支配下に置くための第一歩として、日本に降伏をさせることだった。シャマー星人のふざけた態度に業を煮やしたヒジカタ隊長は、相手に掴み掛かろうとするが、体がすり抜けてしまう。すると、街に宇宙船が現れ、巨大なシャマー星人が出現した。踊るように暴れ、おならでビルを爆破する巨大なシャマー星人。DASHは出動するが、ベース・タイタンにいるシャマー星人同様、攻撃してもすり抜けてしまう。

カイトはウルトラマンマックスに変身して戦うが、やはりマックスの攻撃も通用しなかった。シャマー星人は光線でマックスを追い詰めると、キックを繰り出してきた。しかし、マックスからの攻撃同様、シャマー星人の攻撃もすり抜けてしまう。物理的に接触できないのは、敵も同じようだ。マックスは太陽の光を反射させている反射板を破壊しようと飛び立つも、シャマー星人に阻止され落下。エネルギーが尽きたマックスは変身が解除されてしまう。
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