あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月29日」(2005年)。
ふたつ目の太陽が出現し、日本から夜が奪われてしまった。さらに、DASHの基地であるベース・タイタンに謎の男が出現。やたらと陽気で饒舌な男は、自らをシャマー星人と名乗る。
ふたつの太陽で地球から夜が消える
本物と偽物、ふたつの太陽によって、日本から夜が消えてしまった。DASHのオペレーターである、アンドロイドのエリーの分析で、ふたつ目の太陽は反射板だということが判明。何者かが、この反射板で太陽の光を増幅し、日本に反射させているのだ。さらに、光を増幅した際に発生するエネルギーで電波障害も起きてしまった。すると、ベース・タイタンに突如、謎の中年の男が姿を現した。
その男は、人間の姿に変装したシャマー星人だった。陽気な性格で饒舌だが、ヒジカタ隊長を「バカ」呼ばわりするシャマー星人。その目的は、地球を支配下に置くための第一歩として、日本に降伏をさせることだった。シャマー星人のふざけた態度に業を煮やしたヒジカタ隊長は、相手に掴み掛かろうとするが、体がすり抜けてしまう。すると、街に宇宙船が現れ、巨大なシャマー星人が出現した。踊るように暴れ、おならでビルを爆破する巨大なシャマー星人。DASHは出動するが、ベース・タイタンにいるシャマー星人同様、攻撃してもすり抜けてしまう。
カイトはウルトラマンマックスに変身して戦うが、やはりマックスの攻撃も通用しなかった。シャマー星人は光線でマックスを追い詰めると、キックを繰り出してきた。しかし、マックスからの攻撃同様、シャマー星人の攻撃もすり抜けてしまう。物理的に接触できないのは、敵も同じようだ。マックスは太陽の光を反射させている反射板を破壊しようと飛び立つも、シャマー星人に阻止され落下。エネルギーが尽きたマックスは変身が解除されてしまう。