4月16日 帰ってきたウルトラマン 霧吹山にサドラ&デットンが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月16日(1971年)

テレビマガジン編集部

加藤隊長がサドラとデットンに襲われる!

翌日、MATでの勤務が休みだった郷は、坂田自動車修理工場で働いていた。しかし、怪獣のことが気になり、仕事が身に入らない。そんな郷に、坂田 健は仕事を中断。気分転換をさせるため、郷を妹のアキのギターの練習に付き合わせる。

一方、怪獣の有無を自分の目で確認するべく、加藤隊長は単身、霧吹山を訪れていた。すると、そこで怪獣・サドラと遭遇。郷の言ったことは正しかったのだ。加藤隊長は本部に連絡しようとするが、周囲の岩石が磁場を狂わせ、通信することができない。

日が暮れると、隊員たちは加藤隊長と連絡がつかないことに気づき、郷も招集される。加藤隊長は霧吹山に向かったと考える郷は、南の操縦するマットジャイロで捜索に出た。しかし、あたりはもう真っ暗で、捜索は難航した。郷は南の制止を振りきり、パラシュートで降下。加藤隊長を探しはじめる。

郷の父親は、彼が13歳のときに山で行方不明になり、亡くなっていた。父親は、捜索隊が定めた捜索範囲の100メートル先の地点で助けを待っていた。

「あと100メートル先を探してくれていたら」

郷はそのときのことを思い出し、霧吹山のどこかにいるかもしれない加藤隊長を探し続けたのだった。
ウルトラマンジャックを襲うサドラとデットン  ©円谷プロ
翌日、郷はついに洞窟に隠れていた加藤隊長を発見。しかし、加藤隊長はサドラに襲われ、負傷していた。サドラがいない隙を狙って、洞窟から脱出しようとするも、新たに別の怪獣・デットンが現れる。郷は加藤隊長に本部に連絡するよう話し、その場を離れさせると、ウルトラマンジャックに変身。スペシウム光線でデットンを、ウルトラスラッシュでサドラを撃破したのだった。

岩石怪獣 サドラ

ウルトラスラッシュで首を切り落とされて撃破される  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
岩石怪獣 サドラ

身長/60メートル
体重/2万4000トン

山の霧に隠れ、登山者たちを襲っていた怪獣。両腕のハサミはどんなものでも切断することができ、力も強い。「霧吹山の竜の伝説」として、地元の人々の間で語り継がれていた。

登場エピソード:『帰ってきたウルトラマン』第3話「恐怖の怪獣魔境」(1971年4月16日放送)
脚本:上原正三/特殊技術:高野宏一/監督:筧 正典

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4月16日はジャックがサドラとデットンを倒した日

4月16日は、霧吹山に向かった加藤隊長をサドラが襲撃。さらに、デットンも現れ、ウルトラマンジャックと戦ったエピソードの日。加藤隊長が霧吹山に向かった証拠はなく、何か別のトラブルに巻き込まれているという判断も可能でした。しかし、郷は「加藤隊長は、自分の言うことを確かめるために霧吹山に向かった」という、ひとつの賭けに出たのです。

そして、彼が自分の思っていたとおりの人だったことを知った郷は「MATに入ってよかった」と、加藤隊長に自分の気持ちを伝えたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。