あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「7月9日」(2022年)。
ウルトラマントリガーが地球を救ってから7年の月日が経過。現在は怪獣の出現は収まり、人類の目は宇宙開発へと向けられ、GUTS-SELECTの規模や怪獣研究の予算は縮小されていた。そんなある日、謎の球体・スフィアが出現。現場に居合わせたカナタは瓦礫の下敷きになった人を助けるため奮闘する。
スフィアが襲来する
宇宙港では、火星の第2コロニーを建設するため、TPU訓練校宇宙開発科の卒業生が多く名を連ねる開発チームが、地球を旅立つことになっている。TPU訓練学校で校長を務めるムラホシ タイジは、同じくTPU怪獣研究室で働くカイザキ サワと再会。怪獣災害が減少し、平和になったと同時に研究のための予算や人員が削減されていることを話す。ムラホシは、それを「いいこと」と言いつつも、不測の事態に備え、「足元をしっかりしておく必要がある」と考えていた。
一方、カナタは訓練生のキリノ イチカ、リュウモン ソウマと出会う。そこに、上空から謎の物体が出現。それは、世界中に現れていた。その物体・キングスフィアは、内部から無数のスフィアソルジャーを出現させ、攻撃を開始。TPUは無人化されたGUTSファルコンやナースデッセイ号を発進させ応戦するが、スフィアソルジャーの猛攻を受けてしまう。