2月11日 ウルトラセブン バド星人が潜んでいたのは、鏡の奥の世界!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」2月11日(1968年)

テレビマガジン編集部

1968年2月11日は『ウルトラセブン』第19話「プロジェクト・ブルー」が放送された日です。ある夜、宇宙からの飛来物が山中に落下したことで山火事が発生する。しかし、地球防衛軍は宇宙からの落下物に気づいておらず、ウルトラ警備隊への通報もなかったため、山火事の記事が新聞の片隅に載る程度だった。

最近は大きな事件もなく、ウルトラ警備隊は暇を持て余していた。さらに現在、宮部博士を中心に進められている、月と地球を磁力線の網で包み込んで宇宙の侵略者から地球を守る「プロジェクト・ブルー」が完成すれば、ますます暇になるとキリヤマ隊長は冗談半分に話す。

そんな宮部博士は久しぶりの休暇に、妻のグレイスが待つ自宅に向けて車を走らせていた。すると、人通りのない暗い道を歩く人物を発見。途中まで乗せてあげようと車を停止させるが、ほんの一瞬目を離した隙にその人物は姿を消していた。

その後、帰宅して洋服をグレイスにプレゼントする宮部博士には、つかの間の日常が戻っていた。一方、月にいるソガ隊員、アマギ隊員からキリヤマ隊長のもとに「宇宙人がプロジェクト・ブルーに関連する機材に爆薬を仕掛け、逃走した」という連絡が入る。何かが起きようとしていることに気づいたウルトラ警備隊は、パトロールを開始した。

その日の深夜、宮部博士は地震のような不可解な揺れや、謎の怪物の姿を一瞬目撃するといった奇妙な事態に遭遇していた。翌日、目を覚ますとグレイスはすでに外出しており、ひとりで朝食を食べようとする宮部博士だったが、突如ダイニングテーブルが浮上し、床に地下へ続く階段が現れる。見覚えのない階段に驚きつつ、下りていく宮部博士だったが、仕掛けられていた罠に自由を奪われ、気を失ってしまう。
次のページへ 博士の自宅は、バド星人の宇宙船と繋がっていた!
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