10月8日 ウルトラセブン 人間を襲い仲間を増やすワイアール星人!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」10月8日(1967年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「10月8日」(1967年)。
丘の向こうで巨大化したワイアール星人と戦いを繰り広げるウルトラセブン  ©円谷プロ
1967年10月1日より放送が開始された『ウルトラセブン』。怪獣が自然災害に近い存在であることが多かった前作『ウルトラマン』に対し、本作は明確な侵略の意図を持った宇宙人が複数登場。多くの怪獣が、宇宙人の兵器として登場するのも特徴だ。

人類に好意を持ったウルトラセブンは、自らの命を捨てて仲間を救おうとした勇気ある青年・薩摩次郎の姿をかり、モロボシ・ダンと名乗って、ウルトラ警備隊に入隊。宇宙人の侵略から地球を防衛する。


宇宙ステーションV3から一時帰還した石黒隊員を自宅まで送り届けたダンは、石黒邸の庭で地球には存在しないはずの金属「チルソナイト808」を発見する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

ダンが発見した宇宙金属はなぜここに?

1967年10月8日は『ウルトラセブン』第2話「緑の恐怖」が放送された日です。地球防衛軍の宇宙ステーションV3から一時帰還することになっていた石黒隊員。石黒を迎えに家を出ようとした彼の妻・美津子は、自宅の庭に昨日まではなかった奇妙な銀色の物体を発見する。警察に片付けてもらうようハウスキーパーに話し、美津子は自宅を後にする。その後、ハウスキーパーは郵便配達から小包を受け取るも、その届け物には送り主の名前が書いていなかった。

休暇で6ヵ月ぶりに地球に戻ってきた石黒だったが、ダンが自宅まで送ろうとする最中に美津子と鉢合わせる。石黒夫妻は地球防衛軍専用車両のポインターで帰宅することになり、自宅まで送り届けたダンはそこで銀色の物体を目にする。それは、ウルトラセブンであるダンの透視能力も通用しないワイアール星の金属「チルソナイト808」だった。

その夜、美津子はハウスキーパーが受け取った小包を石黒の部屋に届ける。石黒は自室に鍵をかけると、不敵な笑みを浮かべながら小包を開封、中から小さいチルソナイト808の塊を取り出した。すると、彼はみるみる植物の怪物に姿を変え、窓から外に出て通行人を襲撃しはじめるのだった。
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