4月9日 ウルトラマン 最終回! 科学特捜隊がゼットンを倒す!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月9日(1967年)

テレビマガジン編集部

ウルトラマンがゼットンに敗れる!

「ゼットン」とは何かと考えるハヤタ。すると、姿を消していた大型の円盤が現れ、そこから怪獣・ゼットンが出現した。ハヤタたちは地上からゼットンを攻撃するが、まるで効果はない。そこに、意識を取り戻した岩本博士が通信で助けを求めてきた。岩本博士は、火災に見舞われている基地に取り残されていたのだ。

ハヤタとアラシは救助に向かうが、ゼットンが基地を破壊しようとしたためハヤタはウルトラマンに変身。ゼットンをキャッチリングで拘束する。しかし、ゼットンはキャッチリングを破壊。ウルトラマンが繰り出したウルトラスラッシュもバリアで弾くと、ウルトラマンに襲いかかってくる。

エネルギーを消耗したウルトラマンは、スペシウム光線を発射する。しかし、必殺技すらもゼットンには通用しなかった。ゼットンは波状光線でウルトラマンのカラータイマーを破壊。ウルトラマンは倒れてしまう。フジたちはウルトラマンに立ち上がるよう願うが、ウルトラマンの目は完全に光を失っており、立ち上がることはできなかった。

人類は絶体絶命かに思われた。すると、岩本博士が試作型の新兵器「ペンシル爆弾」をイデとアラシに託した。ふたりは協力し、ゼットンにペンシル爆弾を発射。それを受けたゼットンは、空中に浮かび上がると爆散。人類は、自らの手で勝利を手にしたのだった。
力尽きたウルトラマンを迎えにきたゾフィー  ©円谷プロ
すると、宇宙から光の国の使いであるゾフィーがやってきた。ゾフィーは、かつてウルトラマンが地球に訪れたときと同じ赤い球体に姿を変えると、ウルトラマンの体を包む。そして、ウルトラマンと対話を始めた。ウルトラマンに、ともに光の国へ帰ろうと言うゾフィー。

しかし、ウルトラマンは自分がハヤタと分離すれば、ハヤタは命を落としてしまうと答え、それを拒否した。そして、これ以上ウルトラマンが地球に留まることをよしとしないゾフィーに、自分の命をハヤタに与えたいと告げる。

「ウルトラマン、そんなに地球人が好きになったのか」

ウルトラマンの言葉を聞いたゾフィーは、2つ持ってきた命のひとつをハヤタにあげることを約束。ハヤタに命を与えたうえでウルトラマンとハヤタを分離させ、ウルトラマンはゾフィーとともに地球を去ったのだった。

宇宙恐竜 ゼットン

テレポーテーション能力でウルトラマンを翻弄した  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
宇宙恐竜 ゼットン

身長/60メートル
体重/3万トン

ウルトラマンの攻撃を防ぐ防御力と怪力、そして1兆度の火球やカラータイマーを破壊する波状光線をもつ最強の怪獣。ゼットン星人の円盤から出現し、ウルトラマンを倒した。

登場エピソード:『ウルトラマン』第39話「さらばウルトラマン」(1967年4月9日放送)
脚本:金城哲夫/特殊技術:高野宏一/監督:円谷 一

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』2023年2月23日(木・祝)よりTSUBURAYA IMAGINATIONにてオンライン独占配信開始!
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4月9日は科学特捜隊がゼットンを倒した日

4月9日は、ゼットン星人の円盤群が地球に襲来。ゼットンにウルトラマンが倒されてしまうも、科学特捜隊が自らの手でゼットンを撃破したエピソードの日。人類のために命をかけて地球を守り抜いたウルトラマン。光の巨人はこうして戦いを終え、故郷である光の国へ帰っていったのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。