4月20日 ウルトラマンコスモス 怪獣をきっかけに少年が宇宙人と友情を育む

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月20日(2002年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月20日」(2002年)。
カオスデルゴランと戦うウルトラマンコスモス エクリプスモード  ©円谷プロ PHOTO/講談社
2001年7月7日より放送が開始された『ウルトラマンコスモス』。心優しき青年・春野ムサシは、怪獣をむやみに殺さず保護するという目標を掲げるチームEYES(アイズ)に入隊。ムサシは子どものころに出会ったウルトラマンコスモスと再会し、一心同体となって怪獣と人間の共存という理想のために戦う。

都会から田舎に引っ越してきた俊司少年は、彗星の影響で遥か遠くの衛星プティワールからメッセージを受け取る。それは、カオスヘッダーに取り憑かれた怪獣・デルゴランを助けてほしいというものだった。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

俊司がメッセージを受け取る

2002年4月20日は『ウルトラマンコスモス』第42話「ともだち」が放送された日です。都会から田舎に引っ越してきた、中学生の俊司少年。彼は、ロボットコンテストのジュニア部門で優勝した経験もある優秀な生徒だった。しかし、田舎の子どもたちとは合わない俊司は友だちを作ろうとせず、今日も、ペットボトルロケットを研究するサークルからの勧誘を断ってしまう。

そのころ、地球には彗星が接近しようとしていた。地球と衝突する可能性はなく、とくに問題はないと思われていたが、突如通信障害が発生。彗星の接近により、地球と宇宙の通信が不能になってしまう。都会の友人たちとパソコンでチャットをしていた俊司も、友人たちとの通信が切断されてしまうが、同時にパソコンが謎のメッセージを受信した。

そのメッセージを送ってきた人物・ソルは、翻訳機を使って俊司と話をしようとする。ソルは、まだ人類が知らない遥か遠くの衛星「プティワール」から通信しているらしい。ソルは、生物学者の父親とともに、星々を渡り歩く怪獣・デルゴランの研究をしていた。しかし、おとなしいはずのデルゴランが突如凶暴化し、父親は殺され、宇宙艇も破壊されて、プティワールにひとり取り残されてしまっていると言う。
ソルたちが研究していた怪獣・デルゴラン  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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