あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「11月9日」(1996年)。
妹で、TPCメディカルセンターに勤務する妹のマユミとともに遊園地にやってきたシンジョウ・テツオ隊員。そこで、ふたりはいじめられているハルキ少年とその妹と出会う。そこに、怪獣・ガギが出現。シンジョウに勇気づけられたハルキは妹を守るため、ガギの注意を自分に向けようと奮闘する。
遊園地に見えない壁が出現
いじめられていたハルキ少年は高いところが苦手で、妹のアキコの前で恥をかかされてしまったらしい。シンジョウはマユミにアキコを任せ、ハルキと兄同士で話をする。子どものころ、水が怖くて泳ぐことができなかったシンジョウ。しかし、ある日マユミが海で溺れたことで、彼女を助けるために海に飛び込み、それ以降泳ぐことができるようになった。シンジョウはハルキに、「兄貴はどんなときでも妹を守らなければならない」と語った。
その後、遊園地の園内に地面から謎の突起物が出現。突起物が光を放つと、見えないバリアが周囲を覆い、人びとを遊園地の中に閉じ込めてしまう。さらに今度は触手が現れ、ハルキをいじめていた少年を穴の中に引きずり込んでしまう。その後も触手は園内の子どもたちを次々と狙い、穴の中に連れ去っていった。