6月15日 ウルトラマンタロウ 捨て子の怨念が怪獣を生んだ!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月15日(1973年)

テレビマガジン編集部

捨てられた子どもの怨念か 蔦は怪獣だった

森山隊員たちを襲った花はZATで調査され、一連の吸血事件の犯人の吸血植物であることが判明する。光太郎はその花が、かなえの持っていた花と同じことに気づき、岩坪邸に電話をかけるが夜遅い時間だとすぐに切られてしまう。翌日、改めてかけ直すも誰も電話に出ない。岩坪夫人は、すでにかなえが持ち帰った花に血を吸われて、命を落としていたのだ。そして、かなえはその様子をじっと見つめていた……。

さらに光太郎は、街で花を配って歩いているかなえを目撃。それをやめさせ、なぜこんなことをするのかと問い詰めるが、かなえは何も言わない。すると北島隊員が、花の生息している場所を思い出したと言ってきた。光太郎は仕方なく、かなえを残し、その場を離れる。

花が咲いていたのは、捨て子塚にある墓だった。埋葬された子どもから養分を吸っていたが、それを吸い尽くしたため、地上の人間を襲うようになったと北島隊員は推測する。ふたりが地面から蔦を抜こうとすると、怪獣・バサラが出現した。蔦はバサラの体毛だったのだ。光太郎はウルトラマンタロウに変身し、バサラと対決。ストリウム光線を撃ち込んだ。バサラはそれを受けて爆発するが、一瞬だけ姿を取り戻して復活。捨て子塚のある寺を燃やすと、再び爆散するのだった。

光太郎は、その後かなえが施設に戻ったと聞く。しかし、そのころかなえは、とある墓地にいた。そして、剪定ハサミを持ち、まるでバサラの花を探し求めるかのように彷徨っていたのであった……。

蔦怪獣 バサラ

伸ばした蔦から電流を流す  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
蔦怪獣 バサラ

身長/60メートル
体重/4万トン

捨てられた子どもの恨みから生まれたと言われている怪獣。当初は地中から体毛である蔦を伸ばし、吸血を行っていたが、光太郎たちに蔦を引っ張られたことで出現した。タロウに撃破されると、どこからかお経が流れ捨て子塚のある寺を燃やし尽くした。

登場エピソード:『ウルトラマンタロウ』第11話「血を吸う花は少女の精」(1973年6月15日放送)
脚本:木戸愛楽/特殊技術:大平 隆/監督:山際永三

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6月15日は捨て子塚からバサラが出現した日

6月15日は人が血を吸われて命を落とす事件が発生。その正体であるバサラが出現したエピソードの日。光太郎は、かなえは母親に自分を捨てる選択をさせた、世の中を憎んでいるのかもしれないと考えたのでした。はたして、かなえの心が救われる日は来るのでしょうか。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

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