6月14日 ウルトラマンレオ かつてのレオのペットが怪獣になって出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月14日(1974年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月14日」(1979年)。
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ロンと戦うウルトラマンレオ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
1974年4月12日より放送が開始された『ウルトラマンレオ』。地球を防衛する宇宙パトロール隊MAC(マック)のおおとりゲン隊員が変身するウルトラマンレオは、L77星が故郷で宇宙拳法の達人。得意の格闘技で宇宙の平和をまもる。ウルトラセブン=モロボシ・ダンがMACの隊長を務めていたことや、シリーズ後半のハードなストーリー展開は現在でも、ファンの間で語り草になっている。

隕石に乗って宇宙から怪獣が襲来。その怪獣は、レオが故郷のL77星で飼っていたペットのロンだった。しかし、ロンが暴れMACが出撃。ゲンはロンと戦うことができなかったが、そんなゲンにダンは厳しく接する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

生き別れたペットが地球に現れる

1974年6月14日は『ウルトラマンレオ』第10話「かなしみのさすらい怪獣」が放送された日です。地球に巨大な流星が飛来した。しかし、MACはその流星に生物反応を確認。怪獣が乗っていると考え、出撃した。やはり流星には怪獣が乗っており、すぐに攻撃を開始。しかし、ゲンの乗るマッキー2号が怪獣を真正面に捉えると、ゲンは固まって攻撃のチャンスを逃してしまった。

怪獣は地中に逃走。MACは帰還する。隊員たちは無事に脱出できたものの、ゲンが攻撃をしなかったせいで、マッキー2号と3号は撃墜されていた。そのためゲンは、同乗していた青島隊員に激しく非難されてしまう。一方、ダンはゲンがなぜ攻撃することができなかったかを察していた。先ほどの怪獣は、ウルトラマンレオがL77星で暮らしていたころ、ペットにしていたロンだったのだ。

故郷が滅ぼされ、生き別れになってしまったレオとロン。ロンは本来小さく、大人しい生き物だった。故郷を亡くしひとりでさすらっているうちに、荒んだ性格になってしまったと考えるゲン。せっかく仲の良かったペットと再会することができたゲンは、ロンを撃てないとダンに訴えるものの、ダンはそれを一蹴する。
L77星で仲良く暮らしていたころのレオとロン  ©円谷プロ
後日、ゲンは公園でギターを弾いていると、梅田カオルが友だちの女の子たちと遊んでいるところを見かける。すると、女の子の母親がキャンディーを持ってやってきた。しかし、母親に甘える女の子を見て、両親を失っているカオルは、自分には甘えられる親がいないと感じ、女の子のキャンディーを奪うと足元に投げつけて踏みにじってしまう。
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