5月8日 ウルトラマンガイア 怪獣の卵を人質に身代金を要求する!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 5月8日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月8日」(1999年)。
アルゴナと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員であり、特捜チーム・XIG(シグ)に入隊した高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

南極の氷の下で発見された古代怪獣アルゴナの卵が、生命活動を再開し、輸送機を破壊して日本に落下してしまった。卵を発見した町工場・古田鉄工所の社員たちは卵を人質にし、対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.(ガード)に対し身代金を要求する。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

怪獣の卵を発見した社員たち

1999年5月8日は『ウルトラマンガイア』第35話「怪獣の身代金」が放送された日です。南極の氷の下で古代怪獣アルゴナの卵が発見された。G.U.A.R.D.はそれを回収。日本に持ち帰るため、輸送機での運搬を行っていた。しかし、卵が突如生命活動を再開。高熱により機体の底が溶解して穴が空き、卵は東京に落下してしまった。

町工場の古田鉄工所は、最近仕事がなく、社長は昼寝をし、ふたりの若い社員はバスケットボールをして暇を潰していた。すると、バスケットのゴールに巨大な卵が落ちてくる。3人は、その卵をヤブノ医院に持っていき、これが何なのか調べてもらうことに。医者はダチョウの卵だと断定するが、その直後にアルゴナの卵が落下したというニュースが報道。この卵が、怪獣の卵であることを知る。

行方不明の怪獣の卵が自分たちのもとにある。医者も含めた社長たち4人は、なんと怪獣の卵を人質に、身代金を要求するという暴挙に出てしまう。自分たちを「フルータ星人」と名乗り、脅迫状を書き上げた社長。だが、脅迫状を送りつけるG.U.A.R.D.の住所がわからない。そこで、一度テレビ局のKCBに送り、G.U.A.R.D.にこのことを知らせるよう要求する。

脅迫状を受け取ったKCBの吉井玲子たち。当初は本気にしていなかったが、写真が同封されていたためG.U.A.R.D.に通報した。連絡を受けたXIGは我夢、チーム・ハーキュリーズの志摩 貢隊員とともに調査を開始。極地生物学の世界的な権威である京極博士と合流し、KCBを訪れる。
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