あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「5月8日」(1999年)。
南極の氷の下で発見された古代怪獣アルゴナの卵が、生命活動を再開し、輸送機を破壊して日本に落下してしまった。卵を発見した町工場・古田鉄工所の社員たちは卵を人質にし、対根源的破滅地球防衛連合G.U.A.R.D.(ガード)に対し身代金を要求する。
怪獣の卵を発見した社員たち
町工場の古田鉄工所は、最近仕事がなく、社長は昼寝をし、ふたりの若い社員はバスケットボールをして暇を潰していた。すると、バスケットのゴールに巨大な卵が落ちてくる。3人は、その卵をヤブノ医院に持っていき、これが何なのか調べてもらうことに。医者はダチョウの卵だと断定するが、その直後にアルゴナの卵が落下したというニュースが報道。この卵が、怪獣の卵であることを知る。
行方不明の怪獣の卵が自分たちのもとにある。医者も含めた社長たち4人は、なんと怪獣の卵を人質に、身代金を要求するという暴挙に出てしまう。自分たちを「フルータ星人」と名乗り、脅迫状を書き上げた社長。だが、脅迫状を送りつけるG.U.A.R.D.の住所がわからない。そこで、一度テレビ局のKCBに送り、G.U.A.R.D.にこのことを知らせるよう要求する。
脅迫状を受け取ったKCBの吉井玲子たち。当初は本気にしていなかったが、写真が同封されていたためG.U.A.R.D.に通報した。連絡を受けたXIGは我夢、チーム・ハーキュリーズの志摩 貢隊員とともに調査を開始。極地生物学の世界的な権威である京極博士と合流し、KCBを訪れる。