4月24日 ウルトラQ 人間が1/8に縮小され管理される!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月24日(1966年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月24日」(1966年)。
Sモデル地区への移住者と間違えられ、小さくされてしまった由利子  ©円谷プロ
『ウルトラQ』は、ウルトラマンシリーズ第1作目となる全28話のテレビシリーズ。巨大ヒーローが登場せず、星川航空パイロットの万城目 淳、助手の戸川一平、そして毎日新報カメラマンの江戸川由利子たちが怪奇な事件に遭遇する模様を描く。

本作に登場した怪獣たちは以降の作品にも登場をはたし、過去にウルトラマンからウルトラマン80が地球に来ていたという設定の『ウルトラマンメビウス』(2006年~2007年放送)でも、本作の内容が反映されている。

「1/8計画第三次募集中」と書かれた看板を見つけた由利子。その計画は人口問題解決のため、人間や建物を1/8に縮小する計画だった。由利子は計画を批判的な目で見るが、手違いで縮小されてしまう。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

由利子が縮小される

1966年4月24日は『ウルトラQ』第17話「1/8計画」が放送された日です。万城目、一平とドライブをしていた由利子。すると、「1/8計画第三次募集中」という妙な文言が書かれた看板を発見。興味が湧いて、ひとりでそれを見にいく。建物の中では、「Sモデル地区」という場所に移住を考えている人たちへの説明が行われていた。なんでも、そこに住めば生活は国に保障され、納税の義務も免除されるらしい。

Sモデル地区では、人間や建物を1/8に縮小する計画が行われるが、それは人口密度の高い国ではどこでもやっている人口対策だという。由利子も職員に移住を誘われるが、「私は大きくなりたいほう」と言って、それを断る。しかし、移住を希望する人々が押し寄せ、その人の波にのまれてしまう。そして、由利子は移住者と間違えられ、小さくされてしまった。

由利子は、これからずっと彼女が住むといわれる、S13地区の区長と民生委員の女性たちから説明を受ける。Sモデル地区に移住した人々には市民番号が割り当てられ、名前ではなく数字で呼ばれるらしい。同姓同名はありえないため、便利だと言う区長。由利子にも、「103924」という新たな番号が割り当てられたのだった。

やがて、巨大なカメラと鉛筆が運び込まれる。それは、由利子の所持品だった。自分がほんとうに小さくなってしまったことに気づく由利子。すると、別の職員が現れ、由利子を不法侵入罪で逮捕すると言ってきた。間違って体を小さくされた由利子は、正式な手続きをしていないため、不法侵入者扱いにされてしまったのだ。由利子は縮小された椅子が置かれた小箱に入れられ、出入管理局の拘置所に勾留されてしまう。
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