あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「2月12日」(1967年)。
科学特捜隊南アメリカ支部に派遣され、20年ぶりに帰還したゴトウ隊員。しかし、どうも言動がおかしい。その後、奇妙な植物が街に発生する。それはアマゾン奥深くに生息する、歩く吸血植物 ケロニアだった!
怪しい新隊員
話の途中、ムラマツキャップはパイプのタバコに火をつけようとするが、なぜか火がつかない。その後、ゴトウ隊員はレストルームで休むことになり、フジ隊員が案内する。その途中で、科特隊本部ビルは何を使ってできているのかと尋ねてきた。フジ隊員は鉄筋コンクリートと答えるが、ゴトウ隊員は鉄筋に特殊な合金が加えてあるという。
一方、司令室ではイデ隊員が本能的にゴトウ隊員に怪しさを感じ、話し合いになっていた。そこに戻ってきたフジ隊員は、先程の合金の話をする。ムラマツキャップによると、科特隊本部ビルには不意の攻撃に備えるため、たしかに特殊合金が使用されているという。だが、一部の人間しか知らない極秘事項を軽々しく口にするゴトウ隊員に、不信感を覚えるのだった。ムラマツキャップはゴトウ隊員の身元を調べるよう指示するが、南アメリカのボリビア支部に連絡がとれない。
電波状況に異常はなく、不信感がつのる科特隊に、奇妙な植物の発生を知らせる通信が入った。