4月17日 ウルトラマンガイア 時間軸を移動するエアロヴァイパーが出現!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 4月17日(1999年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「4月17日」(1999年)。
エアロヴァイパーと戦うウルトラマンガイア  ©円谷プロ PHOTO/講談社
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“平成ウルトラマンシリーズ”第3作の『ウルトラマンガイア』は、天才的な知能を持った人間たちの科学者ネットワークであるアルケミー・スターズの一員の高山我夢(がむ)が、地球の大地の光を手にしてウルトラマンガイアに変身。当初は対立した、海の光を手にした藤宮博也=ウルトラマンアグルとともに地球を破滅に導く根源的破滅招来体と戦う物語だ。

いつも、命を捨てるような戦い方をするチーム・ファルコンのメンバーたち。彼らは、自分たちが死ぬことで仲間たちが助かる未来を垣間見ていた。そして、ついに彼らが死ぬ日が訪れる。事情を知った我夢は、未来は人間の意思で変えることができると訴える。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

エアロヴァイパーが現れる

1999年4月17日は『ウルトラマンガイア』第32話「いつか見た未来」が放送された日です。積乱雲に似た謎のエネルギー体が出現。それは、時間を狂わせていた。しかし、米田達彦隊長をはじめとするチーム・ファルコンの隊員たちは、何かを知っているようだ。そして、米田リーダーたちはエネルギー体の中に突っ込んでしまう。

そこに、XIGファイターEXに乗った我夢が後を追ってやってくる。さらに、積乱雲の中には怪獣・エアロヴァイパーがいた。我夢がついてきたことに気づいた米田リーダーは作戦を変更し、エアロヴァイパーを攻撃して隙を作ると、我夢とともに離脱したのだった。

エネルギー体は姿を消し、我夢たちは帰還。すると、XIGファイターEXが実際にエネルギー体の中にいた時間と、機内の時計の時間に差異があることがわかる。エネルギー体は、時空を飛び越える能力を持っていたのだ。その後、我夢は米田リーダーたちに、なぜ死に急ぐような行動を取ったのかと問う。すると、米田リーダーは「死ぬべき時が近づいている」と答えた。

我夢は、チーム・クロウの多田野 慧隊員から、かつて米田リーダーたちが訓練中に、今回のような時間のズレを経験していることを明かされる。そのズレは1時間以上も生じており、その間何があったのかとの聴取に「記憶がない」と答えていた。しかし、我夢は米田リーダーたちが何かを見たうえで、隠しているのだと考える。
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