あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「8月5日」(2017年)。
どんな傷も治してしまう「ヒーリング芸人」の新井タカシ。彼がリトルスターの保持者ではないかと考えたリクたちはタカシに接触するが、ほんとうの保持者は彼がひそかに匿っていた宇宙生物のモコだった。モコからリトルスターを渡されたリクは、ウルトラマンジード アクロスマッシャーに変身する!
怪我を一瞬で治す青年
リクがテレビをつけてみると、どんな傷でも一瞬で治療してしまう、「ヒーリング芸人」を名乗る、新井タカシという男性の特集が放送されていた。リトルスターの保持者は胸に光が輝くことが特徴だ。リクたちは能力を使用する際にタカシの胸に光が輝いているのを確認し、タカシのもとをたずねる。しかし、ちょうど、ウルトラマンゼロと一体化している伊賀栗レイトがタカシに治療を頼み込んでいた。しかし、タカシはそれを拒否。鳥羽ライハに詰め寄られたタカシは、事情を語り出す。
10日前、売れない芸人であるタカシは指を骨折してしまい、アルバイトもできないなか、3日ぶりの食事としてパンを食べようとしていた。しかしそこに、見たこともない小さな動物が現れ、物欲しそうにパンを見つめていた。タカシがその動物にパンをわけてやると、動物は不思議な力でタカシの骨折を治療する。
その後、その動物に懐かれたタカシはモコという名前をつけ、モコの能力でヒーリング芸人をはじめたらしい。しかし、つい先ほど、保健所の職員を名乗る女性が現れ、モコを連れていってしまったという。