11月5日 帰ってきたウルトラマン プルーマ出現! 少年の卑劣な計画の目的とは?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」11月5日(1971年)

テレビマガジン編集部

MATが出撃するが、プルーマは怪獣被害に巻き込まれたふりをする輝男を残して、地中に逃走する。輝男は病院に搬送されるも、訪れた郷に「明日この病院のすぐ近くに再びプルーマを出す」と告げてあおる。それに乗ってしまった郷はその場で輝男を殺害しようとするが、見舞いにやってきた美奈子と伊吹隊長にはちあわせしてしまう。

「輝男の首を絞めて、宇宙人であることを白状させようとしたのか!」という伊吹隊長の詰問に、郷は「殺すつもりだった」と答える。ふたりの関係は、さらに溝を深めてしまうのだった。続いて郷は、明日またプルーマが出てくることを予言されたと話し、「ウルトラマンジャックがピンチに陥ったら、輝男を捕まえてほしい」と伊吹隊長に告げる。

そして翌日、予言どおり病院近くにプルーマが出現し、MATが出撃する。郷は輝男の言った「ウルトラマンがプルーマに勝ったときが、ウルトラマンの最期だ」という言葉を警戒して変身を控えていたが、意を決してジャックに変身、戦いを開始した。ジャックはプルーマの吐く光線に苦戦しつつも、ウルトラブレスレットのウルトラスパークでプルーマの首を切断、勝利を摑んだ……かのように見えた。

しかし、ジャックが飛ばしたウルトラブレスレットをキャッチしようとしたところ、ウルトラブレスレットはコントロールを離れ、ジャックを攻撃しはじめた。ゼラン星人の狙いは、ジャックの使ったウルトラブレスレットを逆に利用してジャックを倒すことだったのだ。
絶命する瞬間にその正体を現した、ゼラン星人。伊吹隊長の声に反応したことで、耳が聞こえなかったのがふりだけだったことも明らかに  ©円谷プロ
郷の言葉を思い出した伊吹隊長は輝男のもとに向かうが、輝男は病院から姿を消していた。病院内で輝男を探す伊吹隊長は霊安室の前で何かを感じ、中に入る。そこには、怪しい機械を操作する輝男がいた。声を掛ける伊吹隊長に、耳が不自由なはずの輝男は反応し、目から光線を発して伊吹隊長を攻撃してくる。

伊吹隊長は発砲して怪しい機械を破壊、輝男に対しても攻撃をかける。すると、輝男はゼラン星人の姿に戻り、息絶えたのだった。
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