あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「9月30日」(2006年)。
『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』までの昭和に放送されたウルトラマンシリーズと、物語が直接的につながっているのも特徴だ。
超獣が出現する異次元へのゲートを半永久的に封鎖するディメンショナル・ディゾルバーが開発された。しかし、ディメンショナル・ディゾルバーはGUYS JAPANの基地であるフェニックスネストのフライトモード時でしか発射することはできない。そんななか、フライトモードの運用指揮権を持つサコミズ・シンゴ隊長が、敵の攻撃を受け意識を失ってしまう。
ディメンショナル・ディゾルバーが開発される
さらに、フェニックスネストが飛行形態のフライトモードに変形可能という情報が隊員たちに共有される。ディメンショナル・ディゾルバーはフェニックスネスト フライトモードの主砲であるフェニックスキャノンから発射される仕組みになっていた。
フジサワ博士はサコミズ隊長、そして旧友であるミサキ・ユキ総監代行に完成したばかりのディメンショナル・ディゾルバーを託した。しかしその帰り道、異次元へのゲートが現れ、超獣・ベロクロンが現れる。サコミズ隊長はリージョン・リストリクターでゲートを閉じることに成功するが、ベロクロンの発射したミサイルを受け重傷を負ってしまった。
異次元へのゲートは、4時間後に再び開いてしまうことが予測された。ミライたちは、それまでにフェニックスネストを飛ばし、ディメンショナル・ディゾルバーでゲートを完全に破壊しようと考える。しかし、それをミサキ総監代行が止めた。フェニックスネストの運用指揮権は、サコミズ隊長のみが持っているのだ。さらに、現在のフェニックスネストを飛ばすには、リスクを伴うらしい。