12月13日 ウルトラマンダイナ 乙女の純情を踏みにじった宇宙人!?

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 12月13日(1997年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「12月13日」(1997年)。
ギャンザーと戦うウルトラマンダイナ  ©円谷プロ PHOTO/講談社
“平成ウルトラマンシリーズ”第2作の『ウルトラマンダイナ』は、宇宙の「光」と出会ったアスカ・シンの物語。防衛隊・スーパーGUTSの新米隊員であるアスカはウルトラマンダイナに変身し、フラッシュタイプ、ミラクルタイプ、ストロングタイプの3形態を駆使して謎の宇宙球体スフィアの脅威から地球をまもる。

謎の飛行物体が落下。墜落した円盤にはクレア星人シオンが乗っていた。隊員たちがシオンに怪しさを感じ、疑う中、マイだけは彼のことを信じるのだが……。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

宇宙船に乗っていたシオンが保護される

1997年12月13日は『ウルトラマンダイナ』第15話「優しい標的」が放送された日です。ある山間部に、謎の飛行物体が墜落した。地球平和連合TPCはそれを回収。気を失っていた乗組員の宇宙人を調査する。宇宙人はマスクをしていたが、外見は地球人とほとんど同じ姿をしていた。マイ隊員は宇宙人のことが気になり様子を見ていると、宇宙人は目を覚ます。そして、自分はクレア星雲人のシオンで、惑星調査員だと名乗る。

スーパーGUTSはシオンの取り調べを始めるが、シオンはマイには自己紹介したのに、リョウ隊員には何も話そうとしない。ナカジマ隊員は、シオンが地球の言葉を理解できることから、何か明確な意思を持っていると考える。すると、街に怪獣が出現。リョウも取り調べを中止して現場に向かおうとする。だがそのとき、それまで口を開かなかったシオンが話し始める。リョウからは、自分に対する敵意を感じるため、マイと話したいと言うのだ。その後、アスカたちは街に出現した怪獣・ギャンザーを電磁ネットで拘束しようとするが、ギャンザーは姿を消してしまう。

一方、リョウとシオンのやりとりを見ていたマイは、シオンと話をし、事情を聞いた。シオンは地球人類の存在を確認するために派遣されたが、予想外の事故が発生。それでも自分の使命を果たすために、なんとか地球にたどり着いたらしい。シオンのことを信頼しきっているマイに対し、他の隊員、とくにリョウはシオンが何かを隠していると疑っていた。
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