1月27日 ウルトラマン80が教え子と約25年ぶりに感動の再会!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 1月27日(2007年)

テレビマガジン編集部

中学校の校舎が怪獣 ホーを出現させる!

一方、桜ヶ岡中学校から怪獣を発生させるマイナスエネルギーを微弱ながら感知し、調査に訪れたミライは塚本たちと出会う。塚本はかつてUGMに所属していた矢的先生とコンタクトを取れないかとミライに頼み込むが、自分の判断で正体を明かすこともできず、答えることができない。

その夜、ミライはウルトラマン80と交信をする。ミライは桜ヶ岡中学校で最後のクラス会をしようとしていることを教え、矢的先生として出席してほしいと伝えた。しかし、80は次々と出現する怪獣と戦うために、黙って学校を去ったことを悔いており、ミライに「矢的 猛が謝っていた」と伝えてほしいと依頼するのだった。

そしてクラス会の前日、新聞で80が地球にきていることを知った塚本たちは、明日学校で行われるクラス会にみんなが集まることを、矢的先生に届けと空に向かって呼びかける。翌日、学校の屋上でクラス会がはじまり、ミライも80の言葉を伝えるためにやってきた。そのとき、突如として校舎から発生していたマイナスエネルギーが高まり、怪獣 ホーが出現。ミライはメビウスに変身し、ホーに攻撃を仕掛ける。

しかし、ホーはメビウスを押し倒し、硫酸の涙を流しながら、駄々っ子のようにメビウスをはたく。そこに、ウルトラマン80が登場した。ホーは、やってきた80に喜ぶような素振りを見せ、80のバックルビームを受けて消滅するのだった。

80が恩師の矢的先生であると確信した元生徒たちは、屋上から80に自分たちの近況を伝え、「矢的先生 思い出をありがとう」の横断幕を広げて感謝の言葉を送る。生徒たちの歌う「仰げば尊し」を聴き終えた80は飛び去るが、矢的 猛の姿になって生徒たちのもとに向かうのだった。

硫酸怪獣 ホー

ウルトラマン80が現れると、全く抵抗せずにバックルビームを受けて消える  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
硫酸怪獣 ホー

身長/50メートル
体重/2万トン

かつて失恋した生徒のマイナスエネルギーによって誕生した怪獣と同種のもの。目から硫酸の涙をながす。廃校となる桜ヶ岡中学校の校舎から発生したマイナスエネルギーによって生まれた。ホーは、かつての生徒たちに会わせようとウルトラマン80を待っていたのだと推測される。

登場エピソード:『ウルトラマンメビウス』第41話「思い出の先生」(2007年1月27日放送)
脚本:川上英幸/監督:佐野智樹/特技監督:鈴木健二

今回紹介したエピソードと『ウルトラマン80』はウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
TSUBURAYA IMAGINATION
『ウルトラマンネクサス』2023年10月2日(月)より配信開始!
https://m-78.jp/news/post-6867

1月27日はウルトラマン80がかつての教え子たちと再会した日

1月27日は、かつて地球で教師をしていたウルトラマン80が、教え子たちと再会したエピソードの日。80に会いたい教え子たちと再会を躊躇する80の板挟みになったミライ。ミライは、桜ヶ岡中学校が80兄さん(ウルトラマン80)と教え子たちを再会させるためにホーを出現させたのだと考えるのでした。この出来事をきっかけにして、思い出は本当に大切なものだと、ミライは心に刻みます。

矢的先生への手紙

矢的先生を演じたのは、オリジナルキャストの長谷川 初範さん。この出演は、円谷プロダクションの渋谷プロデューサーから長谷川さんのもとへ届いた手紙がきっかけでした。矢的先生と生徒たちのお別れ会となる話(「思い出の先生」)を作るので出演していただけませんか、という内容だったそうです。(※)この手紙が矢的先生=長谷川さんへの招待状となり、最後のクラス会のシーンにつながります。

ほとんどリハーサルなしのドキュメンタリー仕立てで撮影がすすんだという桜ヶ岡中学校「1年E組クラス会」。リアルタイムで『ウルトラマン80』を見ていた世代を中心に、最高の演出となりました。
中学生の塚本君が矢的先生に救われたエピソード、第2話「先生の秘密」など『ウルトラマン80』もTSUBURAYA IMAGINATIONで見ることができます。

『ウルトラ特撮 PERFECT MOOK vol.21ウルトラマン80』掲載の特別インタビューより
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

テレビマガジン ウルトラマンシリーズの最新刊

『ビジュアルシリーズ ウルトラマンブレーザー 全バトルクロニクル』
大好評だった「ウルトラマンブレーザー」の全バトルとドラマの写真を放送順に大掲載。貴重な現場写真で、各回の見せ場を大きく魅力的に見せることで、「ウルトラマンブレーザー」を再体験でき、再視聴したくなる一冊になっています。よくみると、メイキングも載ってます。カバーを取るとサプライズも!
『ウルトラマン ニュージェネレーション英雄伝』
大人のウルトラファンに向けて、ウルトラマンゼロ、『ウルトラマンギンガ』から『ウルトラマンブレーザー』までのウルトラマン ニュージェネレーションと呼ばれるシリーズを、ウルトラマンデザイン、ストーリー、防衛チーム、怪獣・宇宙人、スタッフ、特撮等から解読するムックです。
27 件

テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。