11月17日 ウルトラマンA 気球に変身した怪獣が子どもの魂を奪う!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 11月17日(1972年)

テレビマガジン編集部

気球は超獣だった!

ダンはダイスケの家に行き、母親にダイスケの様子を尋ねる。すると、ダイスケは急に勉強をしはじめたらしく、母親は上機嫌だった。その後、「気球に乗った子どもたちは大人しくなる」という噂が各地に広まり、気球は子どもの親たちに歓迎されはじめる。さらに、親たちによる気球の招致運動まで、はじまってしまった。その結果、気球は昼夜を問わず、子どもたちを乗せて飛行するようになる。

後日、ダンはダイスケをTACのメディカルセンターに連れてくる。検査の結果、脳波がほとんど記録されなかった。バアロン号や男たちが配る風船によって、子どもたちは成長の原動力になる「みずみずしい魂」を吸収されていたのだ。TACは気球を破壊するために出動するが、子どもたちを大人しくさせたい親たちに阻止されてしまう。そこで、TACは飛行中の気球を破壊する作戦に出る。ネットを張った場所に気球をおびき寄せ、気球と子どもたちの乗るゴンドラを繋ぐロープを切ることで、子どもたちを救うという算段だ。

そして、気球をおびき寄せるために北斗はダンに協力を依頼。ダンは麻酔銃で気球を操縦する男を眠らせると、ネットを張ったTAC基地に気球を移動させた。しかし、TACの攻撃ではロープを切ることができず、気球は本来の姿である超獣・バッドバアロンに変貌。基地を破壊しはじめる。北斗はウルトラマンAに変身。ホリゾンタルギロチンでバッドバアロンの首をはね、バーチカルギロチンで体を真っ二つにして撃破したのだった。
体を真っ二つに切り裂かれたバッドバアロン。中から、これまでに奪ってきた子どもたちの魂を風船の形で放出した  ©円谷プロ

気球船超獣 バッドバアロン

右腕をムチのようにふるって攻撃する ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
気球船超獣 バッドバアロン

身長/49メートル
体重/3万3000トン

気球のバアロン号に変身。ふたりの男を操り、気球に乗せた子どものみずみずしい魂を奪っていた。腹の中に子どもたちがいるため、Aはむやみに攻撃できず優位に戦いを展開していたが、一瞬の隙をつかれて反撃されてしまった。

登場エピソード:『ウルトラマンA』第33話「あの気球船を撃て!」(1972年11月17日放送)
脚本:石堂淑朗/特殊技術:佐川和夫/監督:筧正典

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
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11月17日はバッドバアロンが子どもたちの魂を奪った日

11月17日は、気球になったバッドバアロンが、子どもたちの魂を奪ったエピソードの日。Aに体を切り裂かれたバッドバアロンは、子どもたちと一緒に、これまでに奪ってきた子どもたちの魂を、風船の形で放出。その風船は、無事にそれぞれの持ち主たちのもとに戻り、子どもたちは自分の魂を取り戻すことができたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『テレビマガジン 公式動画チャンネル』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。 【SNS】 X(旧Twitter):@tele_maga  Instagram:@tele_maga

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