講談社 学習まんが 日本の歴史(17) 大正デモクラシー

著:西山 優里子   監:舟橋 正真   編:講談社  

発売日 2020/07/03
価格 定価:935円(本体850円)
ISBN-13 9784065144022
判型 四六
ページ数 224ページ

最新にして受験に役立つ!
今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史

◎講談社の学習まんが、ここがすごい!

1 受験には情報量!「受験対応力がすごい!」
2 最新の研究を反映!「監修者がすごい!」
3  面白いから読みたくなる!「漫画家がすごい!」

講談社 学習まんが 日本の歴史 第17巻(全20巻)

監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:西山 優里子 代表作:『Harlem Beat』

「声よ、届け! 社会よ、変われ!」。
民主主義の意識が高まり、さまざまな社会運動が展開される。

<収録内容>
第97話「大正政変」
憲政擁護をかかげた第一次護憲運動は、桂内閣を退陣に追いこんでいく。

第98話「第一次世界大戦と大戦景気」
ヨーロッパで4年におよぶ大戦が勃発。日本は空前の好景気となる。

第99話「シベリア出兵と米騒動」
ロシア革命の混乱に乗じ、勢力拡大をはかる日本はシベリアに兵を送るが……。

第100話「社会運動の高まり」
民本主義、自由主義の風潮が高まって、さまざまな社会運動が展開される。

第101話「大正の文化」
電化製品、バスガール、人気雑誌の登場など人々の生活は豊かになっていく。

第102話「関東大震災」
首都を襲った大地震、金融恐慌。人々の不安のなか不安定な時代をむかえる。

<監修者のことば>
 この巻では、大正デモクラシーの時代から恐慌の時代までを描いています。
 読者のみなさんは、大正デモクラシーと聞いてどのようなことをイメージするでしょうか? 
自由主義的な潮流のなかで、大正期の日本では、政治、社会、文化のあらゆる面で、現代化ともいうべき様相が垣間見られます。政党政治の展開は、まさにその象徴といえるのではないでしょうか。
 その反面、「悪法」と称される治安維持法もこの時代に成立しています。また、大正から昭和にかけて、政党内閣の党利党略による政治は次第に国民の支持を失っていきます。
 他方、ヨーロッパでは第一次世界大戦が勃発し、世界は未曾有の大戦を経験します。日本はイギリスとの同盟を理由に参戦するいっぽう、中国大陸へと進出していきます。そのなかで日本経済は、大戦をきっかけに空前の好景気を迎えますが、その後の戦後恐慌から金融恐慌への流れは、昭和という新時代の到来に暗い影を落とします。
 大正デモクラシーの時代とはなんであったのか、日本がアジア・太平洋戦争への道を歩んでいってしまうその起点はどこにあったのかを、本巻を通してぜひ考えてほしいと思います。

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児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
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宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
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1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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