「オードリー・タン」の誕生 だれも取り残さない台湾の天才IT相

著:石崎 洋司  

発売日 2022/04/18
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN-13 9784065275931
判型 A5
ページ数 224ページ

第70回 産経児童出版文化賞JR賞受賞!

生まれながらの心臓病、ギフテッドゆえの苦しみといじめで、8歳で世界に絶望し不登校。家族とも対立し、死も考えたギフテッドは、どうして希望を取り戻せたのか? なぜ「だれも取り残さない社会」を目指すのか? 
ITの天才にして、トランスジェンダーを公表した初めての大臣、世界が注目する<新しい民主主義>の旗手、「オードリー・タン」が生まれるまでの伝記物語。 

どうして多様性がたいせつなのか、LGBTQへの理解、デジタルテクノロジーを活用して「だれも取り残さない社会」を目指すなど、これからの時代を生きるすべて人にとって、示唆に富む1冊。

【産経新聞/令和5年(2023年)5月5日記事より抜粋】
「(前略)ふりかかる課題に対して、自分の疑問に忠実に取り組む主体的な生き方が社会をかえるという、これからの時代の生き方を示すリーダーの誕生物語。関連書が多い中、社会との関わりにもっと前向きに生きようとのメッセージが伝わる児童書として見事に編集されている。」(大妻女子大学教授・木下勇 )


【読者レビューより/Net Galley掲載】

「ルビが丁寧にふってあり、子供や若い読者に向けてのメッセージ性の強い組み立てとなっている。
特に、生い立ち、親と子の葛藤や、両親や親戚も、彼女の才能だけでなく病気や苦悩と、時に激しくぶつかり合いながらともに歩んできたことに焦点が当たっている。 」

「学校図書館に置くのにぴったりだなぁと思いながら読了。学校という社会になじむのに苦労した彼女が親御さんの理解に救われた部分もあるけれど、その親御さんだって初めから完璧な対応ができたわけではないというのは、保護者の側から読んだときにも支えてくれそうな気がする。そしてもちろん、学校側の理解が必要なことも身に沁みました。」(図書館関係者)

「少数派の意見も取り入れて、勝ち負けではなく、みんなで協力して価値のあるものを作り出す。
そんなオードリーの信念と行動力に救われる人も多いと思う。
組織のリーダーはもちろんのこと、マイノリティで肩身の狭い思いをしている人、モヤモヤしている人に読んでほしい。」

★プロローグ オードリーと新型コロナウイルス ★第一章 オードリーの生い立ち  ○1 「ギフテッド」という困難  ○2 出会い  ○3 インターネットの世界と学校  ○4 「オードリー・タン」の誕生! ★第二章 オードリーの仕事   ○1 『g0v』とオープンガバメント  ○2 もっとオープンに! もっと透明に!  ○3 vTaiwanとJoin  ○4 教育改革  ○5 オードリー大臣になる ★あとがき

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角野 栄子
児童文学作家
1935年東京・深川生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て24歳からブラジルに2年滞在。その体験をもとに描いた『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で、1970年作家デビュー。 代表作『魔女の宅急便』は舞台化、アニメーション・実写映画化された。産経児童出版文化賞、野間児童文芸賞、小学館文学賞等受賞多数。その他、「アッチ、コッチ、ソッチの小さなおばけ」シリーズ、『リンゴちゃん』『ズボン船長さんの話』。紫綬褒章、旭日小綬章を受章。2016年『トンネルの森 1945』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、18年3月に児童文学の「小さなノーベル賞」といわれる国際アンデルセン賞作家賞を、日本人として3人目に受賞。 2023年には、江戸川区に「魔法の文学館」がオープンした。 写真提供:魔法の文学館 童話作家・角野栄子のオフィシャルサイト 魔法の文学館オフィシャルサイト
ナコ
イラストレーター
宮城県仙台市在住。イラストレーター。アパレル・キャラクターのデザイン会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして活躍後に、フリーに転身。現在は、書籍や雑誌、広告のイラストから企業キャラクターデザイン、エッセイ漫画執筆、雑貨やテキスタイルデザインも手がけている。ブログ、SNSでもエッセイ漫画を公開中。 【著書】「ナコさんちの頑張らない家事」(KADOKAWA) ▼webサイト▼ https://nfsn66.net/ ▼ブログ▼ https://ameblo.jp/nacomusud/ ▼instagram▼ naco.nfsn66 ▼Twitter▼ @nfsn66
佐野 洋子
絵本作家・エッセイスト
1938年6月28日中国・北京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業。 主な作品に『100万回生きたねこ』(講談社)、『おじさんのかさ』『おばけサーカス』(講談社・サンケイ児童出版文化賞推薦)、『すーちゃんとねこ』(こぐま社)、『わたしのぼうし』(ポプラ社・講談社出版文化賞絵本賞)、『だってだっての おばあさん』(フレーベル館)、『ねえ とうさん』(小学館・日本絵本賞/小学館児童出版文化賞)などの絵本や、童話『わたしが妹だったとき』(偕成社・新美南吉児童文学賞)、さらに『神も仏もありませぬ』(筑摩書房・小林秀雄賞)、『役にたたない日々』(朝日新聞出版)、『シズコさん』(新潮社)、『死ぬ気まんまん』(光文社)、『佐野洋子対談集 人生のきほん』(西原理恵子/リリー・フランキー 講談社) などのエッセイ、対談集も多数。 2003年紫綬褒章受章、2008年巌谷小波文芸賞受賞。2010年11月5日72歳で逝去。 ©︎ JIROCHO, Inc.               
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