娘の発達障害に気づいたきっかけは「運動会でひとり砂山遊び」だった〔『リエゾン』三木先生解説付き〕

娘5歳の凸凹発見・成長実録記 #1 娘3歳~4歳2ヵ月ころの様子

成長がまわりと少し違うかも!? と思った運動会。このときママはどのような気持ちだったのでしょうか。  イラスト/オヨネ
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ママである私は産婦人科の元看護師。現在は医療ライターとして活動しています。わが家は、私、夫、子ども3人(長男8歳・長女5歳・次男0歳)の5人家族で、夫は出張が多いサラリーマン。長男は小学生、長女と次男は保育園に通っています。

長女は、「社会的コミュニケーション症」と「注意欠如・多動症」の2つの発達障害と診断されました。

まわりと少し成長の様子が違うかも? と思った3歳から、診断名がついた5歳まで、そして育てている母である私の凸凹成長実録記をお届けしていきます。

また、当時の母子の行動を、モーニング連載の人気漫画でドラマ化もされた『リエゾン―こどものこころ診療所―』の監修者でもある、児童精神科医・三木崇弘先生にも解説していただきました。

1回目は娘の発達障害に気づいたきっかけについて。

(全6回の1回目。#2#3#4#5#6

【三木崇弘(みき・たかひろ)】
児童精神科医。国立成育医療研究センターこころの診療部で6年間勤務の後、2019年フリーランスに。以降、クリニック専門外来、公立小学校スクールカウンセラー、児童相談所、保健所、児童養護施設などで活動。2023年4月より地元・姫路へ戻り、児童精神科医として多忙な日々を送る。『モーニング』連載中の漫画『リエゾン―こどものこころ診療所―』監修。

3歳の夏 娘に話があまり通じていないかも?

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